平成27年度 地域活性化に向けた協働取組の加速化事業



環境省が環境教育等促進法に基づく協働取組を推進していくため、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)及び地方環境パートナーシップオフィス(EPO)を支援事務局として、全国・各地域から申請、採択されたモデル事業の実証を行っています。(公募の案内につきましては、こちらのページをご覧ください。※本年度は募集終了)

▼全国  ▼北海道  ▼東北  ▼関東  ▼中部  ▼近畿  ▼中国  ▼四国  ▼九州


公害資料館とステークホルダーの協働 公害資料館とステークホルダーの協働
公害資料館ネットワーク
「公害を伝える」ことは、公設・民設の資料館やNPOが実施するフィールドミュージアムといった様々な形態で行われています。今年度はこれらの活動主体と関係する団体と協働して公害資料館のビジョンを作ることを目指します。具体的には、「企業」「学校」「資料保存」の協働プロジェクトをつくり、公害資料館の可能性およびビジョンを明らかにし、ホームページなどから広く社会に発信します。



天売島の海鳥保護を目的としたノラネコ対策促進のための協働取組 天売島の海鳥保護を目的としたノラネコ対策促進のための協働取組
「人と海鳥と猫が共生する天売島」連絡協議会
「海鳥の楽園」羽幌町天売島。近年、人の手によって持ち込まれたネコが野生化し、ウトウやウミネコを襲うなど、島の生態系に影響を及ぼしている。ノラネコにとっても島の環境は生存に適したものではないため、ネコの生命を確保しつつ島の貴重な生態系を守ることを目指し、羽幌町・環境省・獣医師会・動物愛護団体・北海道が「人と海鳥と猫が共生する天売島」連絡協議会を設立、ノラネコの捕獲・馴化・譲渡に取り組んでいる。本事業では馴化・譲渡に関わる体制の構築と、その後押しともなる地域活性化策を新たな関係主体との協働で進める。


占冠地区小水力可能性調査 占冠地区小水力可能性調査
北海道勇払郡占冠村において、地域環境に負荷をかけず災害対応の可能な緊急電源の確保を目指して、同村の地域資源を活用した新エネルギーシステムを構築するため、地域住民、市民団体、事業者、自治体などが協働して、村内を流れる河川を利用した小水力発電の事業化の調査を行います。また、先行して小水力発電に取り組んでいる他都市と連携して、地域の合意形成に向けた取組及び行政上の諸手続きなどを整理し、明らかにすることで、他地域に拡張可能な小水力発電導入のモデル事例を創出します。




「社会復帰プログラム×森林保全」協働取組事業 「社会復帰プログラム×森林保全」協働取組事業
本事業では、多様な主体と協働し、引きこもりの就労支援の一環として、間伐材を利用した「木ハガキ」等を製造・販売を取り組みます。また、製造した木ハガキを活用し、間伐材利用の木工製品の流通が森林保全には重要である点を学ぶ教育プログラムを構築・取り組みます。「森林保全」と「引きこもりの就労支援」、2つの異なる取組を掛け合わせることにより、秋田県の間伐材利用を進め、森林荒廃を防ぎ、働く世代の約10%が引きこもっているとされる藤里町の就労課題を解決する新たなモデルの構築を目指します。

米からエタノールとエサをつくる地域循環プロジェクト 米からエタノールとエサをつくる地域循環プロジェクト
♪米im♪My米♪Oshu(マイムマイム奥州)
岩手県奥州市胆沢地区は日本三大散居として全国的に知られていますが、米の消費低迷などにより休耕田が増加し、伝統的な田園風景の維持が困難な状態です。そこで、米から作るエタノールを始めとし、鶏の発酵エサ、化粧品原料、食用米の肥料など多分野における商品開発によって、地域循環型産業のモデル構築を目指し活動しています。本事業では、多様な主体と連携し、メンバーの拡大および若年層への浸透を図る交流会や、主に首都圏からの来訪者を対象とした環境ツーリズムを実施するなど、地元+他地域を巻き込んだ協働プロジェクトを推進します。



真鶴町「魚付き保安林」保全プロジェクト 真鶴町「魚付き保安林」保全プロジェクト
神奈川県真鶴町、真鶴半島に広がる首都圏最大級の「魚つき林」。明治時代には皇室の御料林にも指定され、地域の人々からは「御林(おはやし)」として大切にされてきた人工林です。しかし近年、マツクイムシによる被害などにより倒木が相次ぎ、森林整備施業が急務となっています。本事業では、森と海をつなぐ生態系システムである「魚つき林」を子ども達へ引き継ぐことを目的に、産官民学の多様なステークホルダーが協働し、持続可能な保全体制を構築します。


地域材を活用した商品開発・販売および環境教育事業 地域材を活用した商品開発・販売および環境教育事業
さがみ湖森・モノづくり研究所
豊富な森林資源を有する神奈川県相模原市。その50%を占める人工林のほとんどが伐採適期を迎えているにもかかわらず、木材価格の低迷、林業労働者の減少により荒廃しています。本事業では、木材を生み出す人、加工する人、販売する人、利用する人たちをつなぐサプライチェーン構築を目指し、地域材に関する理解促進の場づくりや地域材利用への普及啓発等を行い、地域資源の豊富な相模原市を次世代に引き継ぐ基盤作りを協働取組により加速化します。



ブルーフラッグ認証取得活動を通じた海岸維持管理体制の再構築 ブルーフラッグ認証取得活動を通じた海岸維持管理体制の再構築
高浜町の海岸線に広がる美しい砂浜は古くより海水浴場として賑わい、観光地として維持管理されてきました。しかし近年、観光事業者の減少に伴い、これまでの管理体制の継続が難しくなる一方、海の利用方法が多様化していることから、新しい管理体制の構築が求められています。昨年度は、高浜町の多様なステークホルダーによる「安心・安全な海構築会議」を構築し、運営。今年度は、より多くの町民、町以外の方にこの取組を知っていただくこと、子どもを中心とした高浜ならではの海の環境学習プログラムの実施、誰もが満足できる観光サービスの拡充を重視した活動を展開します。来年春、国際認証「ブルーフラッグ」の取得を目指して進めています。

リユースびん普及を通じた地産地消ビジネス構築プロジェクト リユースびん普及を通じた地産地消ビジネス構築プロジェクト
本プロジェクトは、『リユース文化の醸成』を目指しています。これまで、事業者・市民・行政の参画を得て、食品廃棄物を堆肥化し、その堆肥でお米を育て、地酒「めぐる」を製造、リユースビンに入れて販売し、ビンを回収する、という2つの資源循環を組み合わせた仕組みを構築してきました。平成27年度は、「めぐる」の販売とリユースびんの回収拠点の拡大のために、ステークホルダーの参加を強化し、市民が気軽に利用できる、取り入れられる「ビンのリユース」に取り組みます。その成果から市民参加型リユースのモデルを作りだし、自治体に政策提案します。



紀の川(吉野川)流域における地域産業をESDの視点でいかす教材化 紀の川(吉野川)流域における地域産業をESDの視点でいかす教材化
奈良県川上村を源流とし、和歌山市の海へと流れ出る紀の川(奈良県では吉野川)。1本の川でつながる流域各地では林業、農業、漁業の第一次産業が営まれ、いずれも独自の自然と水の恵みにより成り立っています。今回の取り組みでは、上流・中流・下流各地域の産業を通じて培われてきた技や知恵、ひとの資源を共に掘り起こし、教材化することと、それらを流域全体で共有し、活用することで、「ちがい」と「つながり」を学び、地域の自然と産業を大切にしながらかかわり続けることを学習する「流域連携型」のしくみづくりを目指します。


茨木市域のまちと農村をつなぐ環境教育の推進 茨木市域のまちと農村をつなぐ環境教育の推進
bioa(ビオア)
大阪の茨木市域には、にぎやかな『まち』と豊かな自然環境に恵まれた『農村』があります。この地域の豊富な資源を教材化し、多様な人材を育成しながら、子どもたちが環境の達人になるような環境教育を推進できる協働の体制をつくることが、わたしたちの大きな目標です。本事業を通じて、環境NPOや事業者、行政、地域、学校などのセクターが連携するための基盤づくりに貢献したいと考えています。環境の教育がより盛り上がる結果として、まちづくりや観光などの地域活性化にも波及することを期待しています。




協働取組による益田川下流域の水質環境再生事業 協働取組による益田川下流域の水質環境再生事業
島根県益田市は日本有数の清流・高津川が流れる「水の豊かさを享受する」田舎町です。しかし、市街地を流れるもうひとつの川、益田川の下流域は、水質環境基準(BOD:5mg/l以下)が達成されていません。市街地の公共下水道普及率の低さもさることながら、住民の関心や川とのふれあい低下も要因の一つと考えられます。 益田川の水環境再生を目指して、子供たちの環境学習や地域ぐるみで保全するとともに、高齢化や財政難等地方都市の抱える社会事情に備えた官民の多様なセクターが協働する仕組みを構築することを目指します。

深化する協働「新しい学びのしくみ」で地域と対話し、発信する~世界一の環境学習のまち、みずしまを目指して~ 深化する協働「新しい学びのしくみ」で地域と対話し、発信する~世界一の環境学習のまち、みずしまを目指して~
巨大なコンビナートが立地する倉敷市水島地域で、地域住民・企業・行政・NPOが協議会をつくり、共にめざす未来を話し合い決定しました。未来ビジョン達成への“キーポイント”となる今年は、地域との対話・交流を深めます。過去の経緯を乗りこえ、多様な主体が次世代のために学びを提供する、このことが新しい学びのしくみ。留学生や大学生が学ぶまち、子どもたちが笑顔になるまち。みんなで支える体制を確立していきます。



松山市北条地域の生物多様性を支える~トコロジスト育成と農地保全・交流人口拡大プロジェクト 松山市北条地域の生物多様性を支える~トコロジスト育成と農地保全・交流人口拡大プロジェクト
多様な自然環境が連なる松山市北条地域の生物多様性を引き継ぐために、地域の人々が豊かな生物多様性とその恵みを認知し、保全の意欲を高めることを目指して、一定のフィールドを熟知し愛着を持つ人=トコロジスト育成の勉強会・観察会を行う。さらにその活動が定着し、情報発信が進むように活動拠点の整備を検討する。また、同地域の自然と産物への関心高め、多くの生物多様性を育む農地里山保全のために、松山市民(市町村合併前市内)を対象に地域資源を巡るツアーならびに、農業に関心ある人を募り、循環型農業の現地見学会を行う。

物部川流域まるごとエコシティプロジェクト ~子どもたちから始まる香美市・香南市・南国市における環境保全活動~ 物部川流域まるごとエコシティプロジェクト
~子どもたちから始まる香美市・香南市・南国市における環境保全活動~
物部川流域3市(香美市・香南市・南国市)の各自治体及び、教育委員会、NPO、マスコミ等と協働で、子どもたちが環境を地域で学べる場づくりや、各地域の子どもたちが集う環境保全活動の交流会を開催します。交流会では、学びの成果等の共有と、各地での環境活動の多様な取り組みを学び合うことで、学校・地域における子どもたちの環境活動の拡大、活 性化に繋げます。また、これらの子どもたちの取り組みをマスコミ等を通じて広く3市に情報発信し、子どもたちから始まる流域全体で連携する総 合的な環境保全活動への発展を目指します。



やんばる地域“美ら島・美ら海”連携プロジェクト やんばる地域“美ら島・美ら海”連携プロジェクト
沖縄県北部大宜味村、東村が位置するやんばる地域は、ヤンバルクイナやサンゴ礁など多様な生態系と豊かな自然を有している地域です。しかしながら陸域からの赤土等流出の影響が懸念され、特に農地での対策・普及が喫緊の課題となっています。対策には費用や労力を要するため、高齢化や零細農家の多い沖縄では対策・普及が進まないのが現状です。プロジェクトでは、農家だけでなく地域が協働・連携して持続的に取組み支援する仕組みづくりの実現を目指します。

錦江湾奥湿地ネットワーク活性化事業 錦江湾奥湿地ネットワーク活性化事業
錦江湾奥の湿地はクロツラヘラサギをはじめとする希少生物の生息地です。当法人では昨年度、NPO共生・協働かごしま推進事業として、その生息環境の保全および有効な利用を目指し「鹿児島湾奥湿地における生態系ネットワーク形成事業」を実施しました。
本事業では、そのネットワークを活用した協働での取組をより具体的に強化し、地域住民を巻き込んだ生物調査や懇話会、自治会清掃、公民館講座や観察会を通じて、行政、地元自治会、学識経験者、NPOとの協働で、湾奥湿地の環境保全活動を行います。