[海外事例29] Hui Up!: 離島地域にも省エネ機器を


概要

「Hui Up!」キャンペーンは、米国・ハワイ州のモロカイ島・ラナイ島の住民たちを対象に古い家電製品をエネルギー効率の良い家電製品へ交換を支援するコミュニティベースのプログラムです。ハワイ州政府が運営するエネルギー効率向上プログラム「Hawaii Energy」の支援のもと、薄利多売のビジネスモデルを使い、既存の古い家電製品を低価額で省エネ基準(Energy Star®)を満たしている家電製品に交換するよう支援しています。

目的

ハワイ州では、多くのエネルギーを外部から輸入する化石燃料、特に石油に依存していて、そのエネルギー価格は米国本土と比べて3~4倍高い状況です。反面、ホノルル市が位置し多くの観光客が尋ねるオアフ島とは異なり、モロカイ島やラナイ島には低所得層の先住民が多く居住していますが、その地理的条件から州外からの流通費用が依然として高く、製造から数十年以上経過したエネルギー効率の悪い家電製品が多く使われていました。

パートナーシップのポイント

この「Hui Up!」キャンペーンを通じ、単にエネルギー効率の良い家電を安い価格で提供するのではなく、既存の家電製品がどれほどエネルギーを使用し、新たな製品を導入するとどれほどエネルギー使用量を削減できるか、省エネ診断を地元の大学生が中心となって行っています。また、製品の提供は既存のものとの1:1の交換となっていて、その呼びかけは地元の団体(Sust’AINAble Molokai)が中心となって行い、地元のニーズや課題を反映した上で環境NGOと州政府が協働でプロジェクトを進めています。

これまでの成果

初年度の2011年には、街頭キャンペーンなどを通じて45日間40,000球の電球をLEDに更新することができました。次年度には対象品目を冷蔵庫とし、15名の大学生が約450世帯を訪問、うち申請を受け約50世帯の冷蔵庫を置き換えました。また同年度にラナイ島でも同じプロジェクトを行い、30世帯の冷蔵庫を置き換えました。結果として、プロジェクトが始まった2011年から10年間で54万USドル分の電気料金が節約でき、727バレルに相当する石油を節約することができると見込んでいます。

カテゴリー

事業協力・事業協定

テーマ

温暖化防止・エネルギー

主体

Blue Planet Foundation(事務局担当)

パートナー

Hawaii Energy(助成金の提供)
Sust’AINAble Molokai (地域基盤の団体、現地コーディネートを担当)

参考サイト

http://blueplanetfoundation.org/hui-up-2.html