10/13開催「SDGダイアログ:地域機構と持続可能な開発目標(SDGs)— 科学と政策、能力形成」 2016年9月30日

SDGダイアログでは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、地域機構の役割について話し合います。科学的知識と政策とのよりよい相互関係を考えることを主題としながら、とくに次のような問題について、ゲストと参加者の皆様のあいだで議論を深めます。

1. 国際的な目標であるSDGsと、アジア・太平洋地域における優先課題との折り合いをつけるために、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)のような地域機構はどのような役割を果たせるでしょうか。

2. 地域機構は、政策立案者の能力を高めるために、どのようにして科学的知識と政策とのよりよい相互関係を考えることができるでしょうか。

3. 科学的知識と政策とのよりよい相互関係を考えることは、より広い国際的なレベルでの政策の立案に対して、どのように活用できるでしょうか。

なお、本イベントは、日本語と英語の同時通訳があります。

SDGダイアログ・シリーズ

SDGダイアログ・シリーズでは、様々な専門家をお迎えして、それぞれの立場からSDGsの達成に向けたアイデアをお話いただきます。議論の場とその後の交流の場を通して、ゲストと身近な距離で対話をすることができます。

開催概要

|日 時| 2016年10月13日(木)14:00~16:30

|場 所| 国連大学エリザベス・ローズ国際会議場(東京都渋谷区神宮前5-53-70)

|主 催| 国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)

|共 催| 持続可能な開発ソリューションネットワーク・ジャパン(SDSN Japan)

背景

2030年までに達成すべき目標として、2015年9月に国連本部で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」は、いよいよ実施段階に入りました。国際的目標であるSDGsを、地域や国の優先課題に落とし込んでいかなければなりません。地域・国・地方のレベルでの目標として、貧困・気候変動・教育などの多様な問題を統合的に解決するためには、一貫性のあるアプローチが必要となります。

現在、各国の研究者と政策立案者たちは、SDGsと地域的目標との間の相乗効果や生じうる代償を見極めることに奮闘しています。科学的知識と政策とのよりよい相互関係を考えることと、人々に十分な能力があることは、ともにSGDsの統合的な実施のための必須条件となります。人々に十分な能力がなければ、SDDGsを達成するための努力を評価したり、モニタリグしたりするための情報の流れが滞ってしまうためです。

こうしたことから、地域における能力開発を進め、科学的知識と政策とのよりよい相互関係を考えるために、地域機構がしっかりと役割を担うことが求められています。

プログラム

14:00–14:05 開会挨拶
竹本 和彦(UNU-IAS所長)

14:05–14:10 趣旨説明
ファライ・カプザルワ(UNU-IASポストドクトラルフェロー)

14:10–14:45 基調講演
カティンカ・ウェインバーガー(国連アジア太平洋経済社会委員会チーフ)

14:45–16:20 パネルディスカッション
モデレーター: 蟹江 憲史(UNU-IASシニアリサーチフェロー、慶應義塾大学教授) パネリスト: カティンカ・ウェインバーガー 石井 敦(東北大学東北アジア研究センター准教授) ハイン・マレー(Future Earthアジアセンター事務局長、総合地球環境学研究所教授) 松岡 俊二(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)

質疑応答および参加者とのディスカッション

16:20–16:30 閉会挨拶
蟹江 憲史

※終了後、交流の場をご用意しています。(17時まで)

参加登録

入場は無料ですが、事前登録が必要です。
参加のご登録はこちらから>>>(2016年10月12日午後5時まで)

開催報告

開催報告はこちら>>>(UNU-IASのサイトが開きます)