【開催報告】第3回 GEOC次世代意見交換会 2024年3月5日

開催概要

|日 時|2024年2月3日(日)12:30~16:30

|会 場|国連大学リセプション・ホール 、GEOCセミナースペース

|主 催|環境省、地球環境パートナシッププラザ(GEOC)

|参加者|交流イベントスタッフ12名 (次世代意見交換会メンバー+GEOCゆかりのユース)

鈴木さやか(フリーランス/百姓)
植田亮(Fridays for Future Tokyo オーガナイザー/東京大学2年生)
古路保友(世界活動家/ゴミアーティスト)
村上采(株式会社Ay代表取締役)
小林海瑠(緋熊と黒潮代表/九州大学4年生)
池田日陽(環境ロドリゲス第25代幹事長/早稲田大学3年生)
石崎彩花(上智大学環境保護サークル Green Sophiaメンバー/上智大学1年生)
遠藤はな(上智大学環境保護サークル Green Sophiaメンバー/上智大学1年生)
岡田若子(TEMM23 Youth Forumメンバー)
向山遥温(特定非営利活動法人 夢ノ森伴走者CUE代表/第8回全国ユース環境活動発表大会参加者)
和田優希(Climate Youth Japan/奈良女子大学 3年生/元GEOC次世代メンバー)
吉田羽那(Carutena 代表/明治大学 3年生)

次世代意見交換会は、ユース世代の視点をGEOC事業運営に取り込みつつ、GEOCがユース世代の継続的な活動を支援するプラットフォーム機能を担うことを目的に開催しています。

第3回の今回は、第9回全国ユース環境活動発表大会にて、次世代意見交換会メンバーを含む交流イベントスタッフがGEOCと共に交流イベントを開催。

また、交流イベント後に、交流イベントの振り返りと3回に渡って実施した次世代意見交換会の全体振り返りも行いました。

開催内容

●第9回全国ユース環境活動発表大会にて開催した交流イベントの概要

2月3日、4日の2日間に渡って開催された全国ユース環境活動発表大会の1日目に、高校生同士のグループディスカッションを主とした交流イベントを開催しました。

グループディスカッションは、参加した高校生を全13グループに分け、それぞれのグループに交流イベントスタッフがファシリテーター役として1名入り、展開していきました。

ディスカッションテーマは、「現在各自が進める環境活動を通じて、どのような状態をつくることを目指しているか」

「2030, 2050年などの限られた時間の中で、何をしたいか。何ができるか」など、じっくり時間をかけて各グループでディスカッションが進められました。

ディスカッション終了後、感想を共有する場面では、高校生の参加者の方からこれからの未来について熱のこもった感想が共有されました。

さらには、交流イベントスタッフ且つラッパーの向山さんが、ディスカッションで盛り上がった気持ちをラップにのせて伝える場面もあり、それぞれの次につながるような、熱気に包まれた雰囲気の中で交流イベントは終わりを迎えました。

 

 ●交流イベントの振り返り

交流イベント終了後、GEOCセミナースペースにて、協力いただいた交流イベントスタッフの方々と振り返りを行いました。

イベントスタッフからは、以下のような感想が共有されました。

「高校生の環境活動に関する資料や実際の対話を通じて、知らない分野に取り組んでいる高校生から刺激をもらった」

「自分のグループは地元愛が強い子が多く、意見交換の中で、それぞれの活動のつながりが見いだせたのもよかった」

「交流会イベントスタッフの背景も、研究の色が強いもの、同じ環境といえども分野の違った活動、大学を拠点とした取組など、バラエティに富んでいた。そういったスタッフが13名揃ったので、高校生にとっても自分のキャリアを考える良い機会になったのではないか」

一方で、参加した高校生にとっては、自分たちの活動を発表するメインイベントの前日ということもあり、高校生の生徒たちが少し緊張していたこと。

ディスカッショントピックが少し壮大なものだったので、ディスカッションを進めることを難しく感じていた高校生もいたことなど、来年度の交流イベントに向けて、課題を共有することもできました。

 

●今年度の次世代意見交換会全体の振り返りと来年度に向けての提案

第3回の次世代意見交換会だけではなく、次世代意見交換会3回分を振り返り、改めてどのようなことが課題で、来年度に向けてどう改善していけるか、意見交換しました。

今年1年間共に取り組みを進めてきて、この経験が今後も生かされていくようなゆるいつながりを維持していく方法として、次世代意見交換会メンバー同士のプラットフォーム作成の可能性が提案されました。また、同じ年度だけではなく、これまでの次世代意見交換会メンバーとのつながり、次世代意見交換会メンバー各自のコミュニティーのつながりなど、重層的なつながりつくるきっかけとして、次世代意見交換会が活用されていくような意識が必要ではないか、と意見交換が進んでいきました。

来年度に向けて、次世代意見交換会というGEOC業務を、次世代意見交換会メンバーと一緒になってつくっていくという認識が共有された時間でした。