【開催報告】第1回 GEOC次世代意見交換会 2023年11月7日

 

開催概要

|日 時|2023年9月22日(金)14:00~16:00

|会 場|GEOCセミナースペース/zoomのハイブリッド開催

|主 催|環境省、地球環境パートナシッププラザ(GEOC)

|参加者|ユース5名 

鈴木さやか(フリーランス/東京大学大学院)

植田亮(Fridays for Future Tokyo オーガナイザー/東京大学)

古路保友(世界活動家/ゴミアーティスト)

村上采(株式会社Ay代表取締役)

小林海瑠 (緋熊と黒潮代表/九州大学)

 

次世代意見交換会は、ユース世代の視点をGEOC事業運営に取り込みつつ、GEOCがユース世代の継続的な活動を支援するプラットフォーム機能を担うことを目的に開催しています。

第1回の今回は、大きく2つのテーマで意見交換を行いました。
前半では、アイスブレイクも兼ねて、次世代意見交換会メンバーの所属や活動紹介を行い、後半は、環境省環境白書チームの方からの情報共有と、「環境白書」についての意見交換を行いました。

 

開催内容

 

前半では、それぞれの活動分野に関わるきっかけや、現在の活動について紹介していただき、参加者のメンバーのトピックの多様性がわかるとてもよい時間になりました。

フリーランスのライターとしての情報発信をする鈴木さんからは、自身が力を入れている「サステイナブルツーリズム」についてシェアして頂きました。現在の渥美半島での環境教育の取組やスタディツアーの開催など「観光」の視点からの活動紹介を、Fridays For Future (FFF)東京で活動する植田さんは気候変動にパッションをもつきっかけから、大規模マーチを含む現在の活動、そして将来の選択など「気候変動」を軸に自己紹介を頂きました。
つづく古路さんのキーワードは「ごみ」。47都道府県を旅しながらごみ拾いした経験や海洋ごみでのアートの活動紹介とともに、自分の思い描く目指す未来や社会についてもシェア頂きました。

村上さんからは、また違った視点である「アップサイクル」からのものづくりについてのお話。
地元である群馬県の伝統工芸を用いた着物のアップサイクル事業から、地域と環境という視点を頂きました。

最後の小林さんのキーワードは「生物多様性」。日本のみならず国際的に活動しつつ、日本の地域との接点づくりの活動についてお話頂きました。

 

後半の「環境白書」についての意見交換では、メンバーそれぞれの分野から活発な議論が行われました。

環境省の白書チームの方から「環境白書」の概要の説明があり、早速ディスカッションに。
ユースメンバーからは、若者の視点から考える「白書のよりよい活用方法」や「取り入れたいアイデア例」などの意見がでました。

以下、いくつかの意見を紹介します。

・白書のコラム記事に載せたいユースの取組紹介
・様々な情報が乱立する中での「正しい情報」である白書の存在意義
・白書の周知・発信について、ユースだからこそできる役割を、わかりやすく提示すること
・ターゲット別の情報発信の可能性

世代を超えてこそ生まれる新たな視点が多く出され、とても有意義な意見交換となりました。
また、これからの若者の関わり方というテーマでも議論が進みました。

【GEOCスタッフの所感】

次世代意見交換会メンバーそれぞれの活動フィールドからもわかるように、普段は一堂に会することのない多様な関心分野と活動を行っている方々が集まっており、ディスカッションのなかでは、「環境省とユース」だけでなく、「ユースとユース」の横の学びも多くあった会となりました。とくに、環境省の方と「一緒に」なにができるか、どんなことを環境省と取り組みたいかなど、ベクトルが揃う素敵な機会になったと思います。