協働ギャザリング2014に参加してみたら

こんにちは☆

先週土曜は、H25年度協働取り組み事業の報告会~協働ギャザリング2014協働×環境=どんな未来?に、イチ地方支援事務局の立場で参加してきました!
日本各地の協働取り組み事業のトップランナーが東京に大集結。会議室に納まりきらないパワーと熱気に、いつもは静かな都心も、日本一のパワースポットと化していました。 ここに集まった人はご利益があったハズ?

実は身内で言うのも何ですが、このタイトル、ちょっと心配していました。”ギャザリング”って言葉はユースの活動ではよく使いますが、行政の方、横文字に慣れていない方は分かるかなぁ・・・と。

案の定、ギャザリングって何ですか?とコソコソ聞いている方を発見。耳をダンボにしながら、やっぱり、ユニバーサルな言葉にするとかサブタイトルを付けるとか、もう少し配慮があってもよかったかな、と反省。 

さて、当のギャザリングは、事業のプレゼンタイム、各ブースに分かれてのコミュニケーションタイム。3年後にどうありたいかを未来新聞という形でまとめるワークショップタイムの三部構成。

アドバイザーの先生の視点で振り返ってみました。

“記憶に残るプレゼンができたか?”

協働取り組み事業そのものに直接、関係ないですが、10数団体もの発表がある中で、記憶に残るプレゼンができるかは、メディアへの掲載やスポンサーの獲得への道につながる重要なこと。より多くの人を巻き込むにも、まずは、”あ、面白い!” ”話を聞いてみたい!”と思わせないとですよね。

もちろん、興味ある分野、テーマはより聞こうという意識が働きますが、そういうベースの知識がない上で、記憶に残るポイントは、やっぱり、“キャッチーなキーワード。写真動画などのビジュアルプレゼンターの印象と話し方。

この点から、記憶に残った言葉はというと・・・、

①“新鮮なヘドロを持ってきました! どんだけ汚いかお分かりいただけますー” (o^∇^o)ノニコ

②“小浜温泉にオバマ大統領が来て、ココの温泉の再生可能エネルギーのポテンシャルについて問われれば、“Yes、湯 can!”と答えるはず!”←注:現時点で想像の話

・・・とか。すみません。しょうもないワードにしか反応できず。ヾ(_ _。)
要はですね、笑ったり、気持ち悪っと感じたり、何か、感情が働くと記憶されるのですよ!人の心を動かすには100文字の文章より、4文字熟語だったり、キーワードの方が、突き刺さりやすく、一度刺されば、シメたものΨ( ̄∀ ̄)Ψケケ

プレゼンターの印象で言えば、ピカイチで注目を集めたのはとある公害関係の団体の女性。タレントの柳原加奈子ちゃんのよう明るく元気な声(風貌ではなく声のトーンね。)と絶妙な関西弁トークに会場を釘付け。他のプレゼンが耳に入らないほどの存在感で、公害教育=負の遺産の学びという既存の考え方から、ワクワク感すら覚えてしまう・・・、そんな新たなイメージを想像させる、どの方に聞いても注目度No.1の方でした。

ビジュアル的には、自然歩道を説明するのに、トレイルの格好で出てプレゼンしたり、環境教育教材に使う動物の剥製などの実物が現れると、記憶に残りますよね。

▲”未来新聞”作りワークショップの最中。時間なく、結構、焦りました(~_~;)

さて、次の問い。
“やっていることはあなたたちがやりたいことですか?
地域が求めていることですか?地域で解決しなければならない課題ですか?
課題を解決する上で、パブリックを担う覚悟はありますか?”

これは、次期、協働取り組み事業に応募している方にも必要な問いだと思います。

今回のような短いプレゼンでは、残念ながら地域の事情までは見えないので、何とも判断しようがないのですが、 独り(団体)よがりになっていないか、地域が求めているものに応えようとしているか、の問いは、協働を進めようとする時に常に立ち戻って考えたいポイントかもしれません。
この問いに関係することですが、受益者の声がもう少し見えてほしかったな、という思いがあります。

”重要なことだとは思っていたけど、今まで動けなかった、一緒にできてよかった、もっと進めていきましょう!”なのか、”何か知らねぇけど、変わりモンが頑張ってらぁ”と、冷ややかに見られているのか・・・。

今回、全国各地の様々な団体の皆様に出会い、先進的な様々な取り組みを知ることができ、気づけば楽しく発表会を終えることができましたが、この“協働フェス”とは別に、本事業で本来、評価すべき協働プロセスについて、事業の様々な成果と課題とともに、振り返り、次年度事業に活かしていく必要があるのだと思いました。
 
今年度初めての事業。試行錯誤の連続でしたが、関係者のみなさま、お疲れ様でした!

s.shirai