協働取組においていかに人を巻き込むか~EPO中部のMSHダイアログに参加してきました~

こんにちは!

先日、EPO中部が主催した「MSHダイアログ 協働とESD~サステイナブルな社会を「本気」でつくる~」に参加してきました。こちらは中部7県で“環境と経済の調和に基づくビジネス創出”“持続可能な社会を可能にする人づくり”をテーマにした活動に関わる様々な立場にある人が今後の相互発展の為に意見交換をする場です。(ちなみに”MSH”ダイアログとはマルチステークホルダーダイアログのこと。)

今年のダイアログのテーマは3つ。

(1)「協働取組~組織を強くする、地域を巻き込む」

(2)「協働取組~資金をどう調達するか」

(3)「ESD~学校と地域の連携による人材育成」

(1)と(2)については、今年度の環境省の「地域活性化を担う環境保全の協働取組推進事業」、また(3)については同じく環境省の「持続可能な地域づくりを担う人材育成事業」と今年開催されるESD世界会議に関連してテーマ設定されたようです。

私が参加した(1)では、事例紹介をもとにコメンテーター、参加者による意見交換を通じて、具体的に協働取組における「組織基盤強化」や「多様な主体の参画」についてディスカッションしました。挙がった論点としては、

[目的や目標の共有]・[事務局の確立]・[マスメディアの活用]……などなど、普段実践されている方が当日集まっていらっしゃったので、濃い意見交換がなされました。中でも特に話に上がったのが地域の中で協働取組に取り組む際に、いかにして「人を巻き込むか」という点。

世の中にたくさんの市民活動がありますが、関わる人のその全てが最初から問題意識を強く持っているわけではなく、「むしろ楽しいから関わる」ということも多いのではないかという指摘や、またついこのような議論で「ビジョン」という言葉を使いがちだが、人によって用法やスパンなどが異なることもあるため、あえて使わないことも重要ではないか、という議論もありました。うーん、この問いは奥が深そう…。

この場として何か具体的な解決策を確認したわけではないですが、普段あまり接点のない活動をされている方々との意見交換は新鮮でもあり大変勉強になりました!

 

Kensuke eguchi