【海外事例】Keeping 1.5°C Alive: Closing the Gap in the 2020s 2021年10月8日

世界の企業・金融機関などで構成されるエネルギー移行委員会(ETC)がまとめた報告書。地球の平均気温上昇を1.5°C以内にするために、この10年間で実施する必要がある6つの行動をまとめている。これらの行動を実施すれば、地球の平均気温の上昇幅を1.5度に抑えられる確率は50%、2度未満に抑えられる確率は90%あるという。

ETCによって特定された対策には次のものがある。

1. メタン排出量の大幅かつ迅速な削減。

2. 森林破壊を止め、再植林を開始。

3. 電力部門の脱炭素化と石炭火力発電所の段階的廃止の促進。

4. 道路輸送の電化を促進。

5. 建物、重工業、および重量輸送における供給の脱炭素化を促進。

6. エネルギーと資源の効率を再活性化。

書籍情報

書籍名; Keeping 1.5°C Alive: Closing the Gap in the 2020s
発行年; 2021年9月
発行者; The Energy Transitions Commission (ETC)
テーマ; 気候変動、エネルギー