【海外事例】ESDに関する地域の拠点(RCE)が実践する気候変動対策の事例集 2021年4月30日

国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)の持続可能な開発のための教育(ESD)プロジェクトより、ESDに関する地域の拠点(RCE)が実施する優れた気候教育プロジェクトを特集した出版物が発行されました。

本書では、気候変動対策に焦点が当てられており、2015-2019年のESDに関するグローバル・アクション・プログラム (GAP) の期間中に、地方および地域レベルでの教育を通じて国連の持続可能な開発目標 (SDGs) の実施に貢献したRCEの事例を紹介しています。

GAP期間中に、RCE は様々な持続可能な開発に向けた課題を解決するためのプロジェクトを実施しており、その多くはSDG 13 (気候変動対策)に焦点を当てています。また、SDG13と同時に他のSDGsの達成にも貢献している事例が多くみられます。

気候危機に対応するための教育や訓練を通じて、グローバル目標を地域の行動に転換する事例が紹介されており、多様な主体の連携を基盤としたRCEによる革新的な解決策は、教育プログラム作成に際して地域に特化したアプローチが重要であることを示しています。

出版物のコピーはこちらからダウンロードできます。

この出版物はオンラインでアクセスでき、こちらから閲覧可能です。

また、2015-2019年にかけて実施されたESDに関するグローバル・アクション・プログラム (GAP) の期間中に32カ国のRCEが実施した、約140の気候教育プロジェクトの概要や関係者のインタビュー動画も公開されています。動画はこちらよりアクセス可能です。

書籍情報

書籍名; Tackling Climate Action at the Local Level: Education for Sustainable Development Projects from the Global RCE Network
邦 訳; 地域レベルにおける気候変動対策:グローバルRCEネットワークによる持続可能な開発のための教育プロジェクト
発行年; 2021年4月
発行者; 国連大学サステイナビリティ高等研究所
テーマ; ESD、SDGs、気候変動