街をあるいて地域力を発見!青山まちあるきワークショップ
■目的
- 「環境」をキーワードに渋谷区青山のまちを廻ることで、地域を再発見する視点を磨きます。
- 多様な価値観の人や組織を協働へと導く「ワークショップ」の手法を学び、実践を促します。
まちあるきの結果を発表する参加者
■日 時:2003年5月23日(金)10:00~12:30
■開催地:屋外(青山周辺)及び地球環境パートナーシッププラザBスペース
■参加者:環境教育担当行政職員12人
■ゲストファシリテータ:三崎修さん(エコ・コミュニケーションセンター:ECOM)
■担当者:小野亜由美、須藤美智子
■ワークショップの流れ
- ファシリテーター紹介 (小野)
- オリエンテーション(ECOM 三崎さん)
- 参加者自己紹介+アイスブレーキング(グループ分け)
自己紹介(環境教育分野で一番関心のあること)後、趣味の「過激度」で3グループに分かれました。 - グループワーク1『ブレーンストーミング』
グループ対抗形式で「環境」と聞いて思い浮かべるキーワードを列挙しました。 - グループづくり
地元で見つけたい環境学習スポットのテーマを選び、似たテーマの人同士でグループを作りました。
グループで青山の町を廻る作戦を準備しました。 - グループワーク2『まちあるき』
「体験、発見、ほっとけん」の精神で、グループであげた視点をもとに街を歩きました。グループで歩いて見つけたことを模造紙にまとめました。 - まちあるきの発表+わかちあい
事前に予測したことと実際に歩いた時との違いや実際に感じたことなどをグループごとに発表しました。 - ポスターセッション(各自)
環境に関連のある場所・地点と人材をあげ、表を作成し、環境教育プログラムとして実施できそうな項目を列挙しました。
できた人から貼付し、メンバーのポスターへコメントをしました。 - ふりかえり
■まとめ-目的(1)について
- 短時間ではありましたが、まちを観察することや緑を守る人の視線が発見できました。時間に余裕があれば、まちの中の多様な人材による「環境まちづくり」の視点まで至ることができました。
- 時間に余裕があれば、まちあるきという手法の楽しさを実感し、環境教育について深い議論ができたと思われるだけに、時間に余裕のないことが残念でした。
■まとめ-目的(2)について
- 参加者のほぼ全員がワークショップ未経験者でしたが、ファシリテーター(触媒役)の役割が重要であることや、ワークショップという手法がそれぞれの現場でも応用できるとの理解が得られたと思います。
- 同じ体験をしても参加者一人ひとり発見は多様であり、グループワークのときに豊かな像を生み出し、自分自身にも新しい視点を生み出すことが、体験できたという参加者の声が寄せられました。
- 参加者がそれぞれの現場でファシリテーターを育てるにはフォローアップの必要があると感じられました。
■まとめ-その他
- ゲストとして迎えた三崎さんのファシリテーションの能力に注目した参加者が多く、早速、講師依頼をする参加者がいました。NPOの専門技術への関心を呼び起こし、NPOと行政職員をつなぐことができたと評価しています。