【12月13日~】公害資料館連携フォーラム2019in倉敷 2019年11月12日

【プログラム】

◆フィールドワーク(12/13 13-17時(予定))
【水島の今】(定員30名)
鷲羽山スカイライン水島展望台(鴨が辻)→JFEスチール(株)西日本製鉄所工場見学と産業医のレクチャー→倉敷市環境学習センター・監視センター
案内:(公財)水島地域環境再生財団

◆ナイトクルーズ(12/13 17:30-18:30(予定))
水島コンビナートナイトクルーズ(定員25名)
案内:みずしま滞在型環境学習コンソーシアム

◆基調講演 (12/14 13-15時)
「学びを基点とした地域づくり、人づくり~人は物語を生きる動物~」
船木 成記 (ふなき しげのり)さん
尼崎市顧問、長野県参与、地球環境パートナーシッププラザ運営委員、高知大学客員教授、(一社)つながりのデザイン代表理事
1964年生まれ、東京都出身。社会課題の解決を目指すソーシャルマーケティングが専門分野。(株)博報堂在職時には、環境省の「チームマイナス6%」や内閣府の「カエル!ジャパン(ワークライフバランスに関する取り組み)」等をプロデュースするなど、様々なステークホルダーが対話を通じて共有した目標の実現に向け、協働して課題解決を目指すプロセスデザインに長年取り組んでいる。現在は、経験学習的な視点をベースにしながら学習する地域づくりを目指して、自治体の政策的ブランディング、内発的なシティプロモーション、総合計画等の策定、および行政職員の力量形成を行なっている。また、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)の運営委員でもあり、協働取組加速化事業の全国アドバイザリー委員を務めた。なお、この11月に独立し(一社)つながりのデザインを設立。


■分科会 12/14(土)
◇分科会14-1[公害入門]公害に携わった医師の話を聞く
患者さんに寄り添い倉敷公害訴訟に関わった里見和彦医師に、どのような思いと行動だったのかを伺います。川崎医科大学医学生の見学実習先の一つに水島を選択し、10年以上継続してこられた大槻剛巳教授とともに、公害からの学びを考えます。
(ゲスト)
 里見 和彦さん(総合病院水島協同病院)
(担当委員)
 大槻 剛巳(川崎医科大学)

◇分科会14-2[地域づくり]多様な主体との協働による公害地域再生をどう進めるか?
公害地域再生は当事者の願いを基軸として進めるべきものですが、それだけではなく考え方が異なる様々な関係者と結びつかなければ、広がりを欠いてしまう場合もあります。そこで今回の分科会では、多様な主体との連携や協働を進めている二地域のこれまでの成果と課題から協働取組推進の要諦を見出していくこととします。
(ゲスト)
 塩飽 敏史さん((公財)水島地域環境再生財団)
 山崎 陽さん((一社)あがのがわ環境学舎)
(担当委員)
 岩淵 泰(岡山大学地域総合研究センター)
 川中 大輔(龍谷大学)
 原田 利恵(国立水俣病総合研究センター)

◇分科会14-3 [教育1]土呂久公害の経験を伝える
宮崎県の土呂久では亜ヒ酸製造による公害で健康被害が生じ、公害地域指定を受けています。この地域で、公害の解決や経験を伝えるために奔走してきた川原一之さんからお話しを伺います。土呂久のお話から、あらためて公害資料館のはたす教育的意義やそれを支える条件について考えます。
(ゲスト)
 川原 一之さん(土呂久の記録者)
 岩佐 礼子さん(あまべ文化研究所)
(担当委員)
 安藤 聡彦(埼玉大学)
 高田 研(都留文科大学)

■分科会 12/15(日)
◇分科会15-1[資料]岡山・倉敷における公害資料の現状と課題
岡山・倉敷の公害問題に関する資料を所蔵する二つの機関より、資料の整理・保存・活用をめぐる現状と課題についてお話しいただきます。その上で参加者それぞれの立場や認識等にひきつけつつ、資料をめぐる課題解決のための方策について議論します。
(ゲスト)
 森 久美さん((公財)水島地域環境再生財団)
 杉山 一雄さん(岡山県立記録資料館)
(担当委員)
 平野 泉(立教大学共生社会研究センター)
 小田 康徳(西淀川・公害と環境資料館)
 蜂谷 紀之(国立水俣病総合研究センター)

◇分科会15-2[企業]倉敷市水島における2つの“和解”を考える~公害裁判から協働にむけて~
1996年、倉敷公害訴訟は和解が成立しました。残されたまちの課題に対し模索する中、立場の異なる関係者の協働により、 “もう一つの和解”が進みつつあります。企業の立場として公害裁判を経験し、今は環境学習のまちづくりのメンバーとして活動する岩永隆久さんと、患者会会長太田映知さんをお招きし “2つの和解”の意味を考えます。
(ゲスト)
 岩永 隆久さん(元JXTGエネルギー(株))
 太田 映知(倉敷市公害患者と家族の会)
(担当委員)
 五十嵐 実(日本自然環境専門学校)
 藤原 園子((公財)水島地域環境再生財団)
 清水 万由子(龍谷大学)
 岩淵 泰(岡山大学地域総合研究センター)

◇分科会15-3[教育2]岡山のNPOによるESDとしての環境学習の授業実践
国際協力研究所・岡山(ICOI)は岡山で活動するNPOです。人権、環境、国際などの問題を題材として、学校現場でESDを実践しています。その一つとして、水島の公害を中学校の授業で取り上げました。団体の紹介と事例を通してESDについて考えます。
(ゲスト)
 竹島 潤さん(岡山大学附属中学校教諭/NPO法人国際協力研究所・岡山(ICOI))
 阿部 友彦さん(岡山市立高松中学校教諭/NPO法人国際協力研究所・岡山(ICOI))
(担当委員)
 高田 研(都留文科大学)

【その他】

|主 催|第7回公害資料館連携フォーラムin倉敷実行委員会(順不同)

  • 川崎医科大学衛生学教室
  • 岡山大学地域総合研究センター
  • 岡山県立記録資料館
  • 倉敷市
  • 中国環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく)
  • 公益財団法人 水島地域環境再生財団(みずしま財団)
  • 新潟県立環境と人間のふれあい館-新潟水俣病資料館-
  • 一般社団法人あがのがわ環境学舎
  • 一般財団法人 神通川流域カドミウム被害団体連絡協議会
  • 富山県立イタイイタイ病資料館
  • 四日市公害と環境未来館
  • 公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)付属西淀川・公害と環境資料館
  • 尼崎南部再生研究室(あまけん)
  • 北九州市環境ミュージアム
  • 全国公害被害者総行動実行委員会
  • 法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ
  • 立教大学共生社会研究センター
  • 国立水俣病総合研究センター
  • 水俣市立水俣病資料館
  • 一般財団法人 水俣病センター相思社
  • 公害資料館ネットワーク
 (2019年10月1日現在)

|共 催|

  • 一般社団法人 日本環境教育学会
  • 公益社団法人 日本環境教育フォーラム

|後 援|(順不同)

  • 環境省
  • ESD活動支援センター
  • 中国地方ESD活動支援センター
  • 全日本博物館学会
  • 日本展示学会
  • 日本アーカイブズ学会
  • 一般社団法人日本衛生学会
  • 岡山ESD推進協議会
  • 大学コンソーシアム岡山

|協 力|地球環境パートナーシッププラザ

【参加申し込み】

・フィールドワーク参加費 4,000円
・ナイトクルーズ参加費  2,000円
・フォーラム参加費(2日間とおして)
 会員4,000円 非会員5,000円 学生1,000円
・交流会参加費 4,000円

★[フォーラム申込サイト]へ移動(クリックしてください)
上記申込フォームから申込のできない方は、
必要項目[氏名/所属/連絡先(電話・メール・住所等)/参加希望内容(フィールドワーク・基調講演・交流会の参加の有無・希望分科会)]について、現地実行委員会事務局(みずしま財団)へ、FAX・メール・電話にてお知らせ下さい。

【お問合せ先】

公害資料館連携フォーラムin倉敷 現地実行委員会事務局
公益財団法人水島地域環境再生財団(みずしま財団)
〒712-8034 岡山県倉敷市水島西栄町13-23
TEL:086-440-0121 FAX:086-446-4620
E-mail webmaster@mizushima-f.or.jp