開催概要
|日 時|2025年2月1日(土)11:00~16:30
|会 場|国連大学リセプション・ホール 、GEOCセミナースペース
|主 催|地球環境パートナシッププラザ(GEOC)、環境省
参加者:交流イベントスタッフ (次世代意見交換会メンバー+GEOCゆかりのユース)
池田 日陽(環境ロドリゲス第25代幹事長/Green Innovator Academy3期生/早稲田大学4年生)
岡田 若子 (立命館大学1年生)
富田 凜太郎 (Climate Youth Japan/東京大学大学院2年生)
志村 怜音 (緋熊と黒潮 事務局/中央大学4年生)
川田 采奈 (Japan Youth Platform for Sustainability 政策提言部統括 国際基督教大学4年生)
小野 日向汰 (Japan Youth Platform for Sustainability 政策提言部/慶應義塾大学1年生/
第8回全国ユース環境活動発表大会中国地方大会参加者)
片平 理子 (武蔵野大学大学院1年生)
宮川 佐助 (東京海洋大学2年生)
青山 優菜 (東京農工大学大学院1年生)
平川 瑠菜 (Biotop Guild/やまびる伝道師)
古路 保友 (株式会社 BIG EYE COMPANY オペレーションメンバー/令和5年度次世代メンバー)
次世代意見交換会は、ユースと一緒に意見を交換しながら、協働の方法を模索する実験的な場です。
第3回目となる今回は、第10回全国ユース環境活動発表大会において、次世代メンバーを含む交流イベントスタッフがGEOCと共に交流イベントを開催しました。
さらに、交流イベント終了後にはイベントの振り返りを行い、これまで3回に渡って実施した次世代意見交換会の活動を総括しました。
開催内容
2月1日(土)2日(日)の2日間にわたって開催された全国ユース環境活動発表大会の初日に、高校生同士のグループディスカッションを中心とした交流イベントを開催しました。
参加した高校生を全13グループに分け、それぞれのグループに交流イベントスタッフがファシリテーター役として1名入り、グループディスカッションを展開していきました。
主に2つのテーマについて、話し合いが行われました。1つ目は「現在のこと」について。参加者は現在進めている活動の紹介や、活動を進める中での課題や悩みについて意見を交わしました。
2つ目は「これから」について。将来の夢や高校卒業後にやりたいこと、また地元に戻るかどうかといったこれからのイメージを共有しました。
各グループで活発な意見交換が行われ、感想を全体で共有する時間には、高校生から「各々の活動分野やテーマは異なっているものの、共通して抱える思いが知れたり、課題がつながっているということを痛感できた」などの感想が共有されました。
交流イベントスタッフからは、「異なる意見に触れ、視野を広げてほしい」というメッセージが高校生に送られました。
交流イベントの振り返り
交流イベント終了後、GEOCセミナースペースにて、協力いただいた交流イベントスタッフの方々と振り返りを行い、良かった点や改善点を共有しました。
交流イベントスタッフからは、以下のような良かった点が挙げられました。
- 高校生が徐々に打ち解け、積極的に他の高校生に質問をしたり、交流を深めたりする姿が見られた。また、ディスカッション後に連絡先を交換するなど、参加者同士のつながりが生まれたことがよかった。
- 休憩時間が長かったため、交流イベントスタッフを高校生に紹介できたのがよかった。
- スタッフ同士が事前に交流し緊張感など共有し合えたことで、イベントをスムーズに進行することができた。
一方、改善点として、以下が共有されました。
- 高校生同士だけでグループになって話す時間があると、高校生同士でのやり取りがより活発になったのではないか。
- 趣味の話など軽い話題でアイスブレイクする時間があれば、もう少し話がしやすい雰囲気をつくれたのではないか。
- 仲間づくりや活動の活性化を図るのであれば、少なくともイベントスタッフ同士の活動情報を丁寧に事前共有するなど、事前につながりをつくる時間を確保できたらよかった。
- グループディスカッションに関していえば、サブクエスチョンをいくつか用意しておけると、ディスカッションの時間をよりよいものにできたのではないか。
今年度の次世代意見交換会全体の振り返り
次世代意見交換会は今年度3回実施してきており、「意見交換の場を一緒につくる」ことを大事にしながら、一参加者としてではなく、一参画者として場づくりのプロセスから関わっていただくことを重視してきました。
1年間一緒に次世代意見交換会を進めてきた次世代メンバーからは、「所属する団体のメンバーを呼べる形があればよかった」「意見交換が終わった後のつながりづくりの時間が、もう少しあってもよかった」という改善に向けた意見がありました。
一方で、「普段接点のない人々と意見交換できたことが貴重で、特に国際会議への参加経験がある方との対話は学びや気づきを得られる貴重な機会だった」という意見もありました。
「次世代意見交換会を6年間続けて生きた成果を、これまでの次世代メンバーとともにまとめていきたい」と思えるような関係が築けたことこそ、次世代意見交換会の成果の1つといえるのかもしれないと感じました。