書籍案内

書 名 機関誌「開発教育」62号~特集「『平和』に向き合う開発教育」
投稿団体 開発教育協会
価格 2,000円
著名・編集者 NPO法人 開発教育協会
発行者 NPO法人 開発教育協会
出版社
注文先電話 03-5844-3630
発行年月日 2015年12月01日
ISBNコード
サイズ タテ257cm×ヨコ182cm
ページ数 160
入手 団体に直接注文  
紹介文 開発教育協会/DEARでは、この12月に機関誌『開発教育』の最新号を発行しました。
今号のテーマは「『平和』に向き合う開発教育」です。

2015年8月は太平洋戦争終結後70年の節目です。今年に入り、各所・各紙で戦後70年の企画が多く開催されてきました。ではこの70年間、日本は一貫して平和だったのでしょうか。
この特集は、現在の「平和」が格差と抑圧の構造の上に成り立ったものであると捉え、開発教育の立場から「本当の平和」のあり方を考えたいという動機から企画しました。
戦後70年を契機として、私たち自身の平和への向き合い方もさることながら、次世代に平和をつくる文化や礎をどのように手渡して行くかを考える機会となればと考えています。

そのほか、「開発教育全国研究集会」の報告や、会員からの実践事例や研究論文などの投稿も掲載しています。機関誌はDEAR設立の1982年から毎年発行されており、開発教育の歩みや歴史を知る貴重な資料としても活用されています。

▼特集「『平和』に向き合う開発教育」
・特集にあたって
・理論編 「平和教育と開発教育の協同の可能性」(竹内 久顕)
・理論編 「核と原発と開発教育―非核化に向けて」(岩? 裕保)
・理論編 「現代国際社会の写し鏡としての「イスラミック・ステイト」(IS)―「ミレニアム開発目標」14年目に登場した「怪物」に市民社会はどう応えるか」(稲場 雅紀)
・実践編 「マーシャルと日本―「核と温暖化」を見つめて」(金山 顕子)
・実践編 「沖縄から市民性を育む「平和教育」を考える―歴史的思考力を育み、
持続可能な社会の実現を展望させる授業実践を通して」(我如古 香奈子)
・実践編 「ISS・過激派組織による人質事件の授業―少し難しいことに挑戦する」(辻本 昭彦)
・インタビュー 「『東京の路上で』平和に向き合うために―加藤直樹氏に聞く」(斎藤 聖)

▼実践事例報告
・大豆の学習―調べて、食べて、考えた(島田 晶子)
・模擬選挙を使った授業実践(春日 雅博)

▼全国研究集会報告
・全体報告
・プログラム
・パネルトーク 市民がつくりだす社会へ
・課題別分科会1 たたかう平和教育
・課題別分科会2 民族共生を考える
・課題別分科会3 地域資源を活用したまちづくり
・課題別分科会4 18歳選挙権と市民教育
・課題別分科会5 ユースの力を社会に発信
・課題別分科会6 市民性を育む開発教育教材づくり

▼投稿論文
・YMCA地球市民育成プロジェクトにおける参加者の学び(橋崎 頼子・佐々木 美都)

▼報告
・自己評価・ふりかえり研究会(西 あい)
・開発教育の実践者によるふりかえり―学習者の学びの概念の再検討をふまえて(南雲 勇多)
・開発教育アーカイブ研究会報告―DEAR設立に至る開発教育のルーツを探る(田中 治彦)
・世界教育フォーラム報告―質の高い教育をすべての人に(中村 絵乃)