書 名 | 水の声:ダムが脅かす村びとのいのちと暮らし | |
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投稿団体 | メコン・ウォッチ | |
価格 | 0円 | |
著名・編集者 | 杉田玲奈 | |
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発行年月日 | 2008年10月01日 | |
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ページ数 | 98 | |
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紹介文 |
セサン・スレポック・セコン川は、メコン河の支流であると同時に、ベトナムやラオスに水源を持つ国際河川でもあります。1993 年11月、セサン川の上流でベトナム政府がヤリ滝ダムの建設を開始して以来、三河川流域でのダム開発が加速し、下流のカンボジア北東部に住む人びとの生命と生活が脅かされてきました。カンボジア側の村びとたちは、ダムの被害を訴え、問題解決を求めつづけていますが、今日に至るまで、ダムのもたらす悪影響を緩和する有効策や、住民が受けた損害に対する補償は実施されていません。一方でダム開発は、ベトナムやラオスばかりか、カンボジア領内でも勢いを増しています。 第1部「セサン・スレポック・セコン今昔物語 ダムが変えた村びとたちの暮らし」では、本書が対象とするカンボジア北東部での出来事の概要を物語仕立てで再現しています。第2部「水の声が聞こえますか? 村人へのインタビュー」には、セサン・スレポック・セコン川流域の村々に住む人びとからの聞き取りをおさめています。第3部「もっと知るための9章」では、村びとたちが直面する問題を読者により深く、より体系的に理解していただくために必要なテーマを9項目に分けて詳述しています。本書は、カンボジア、メコン河流域、ダム開発などの話題にあまりなじみのない方がたにも読んでいただける一冊です。 (*)本書は、高木仁三郎市民科学基金、Oxfam Australiaの支援を受け製作され ました。 |