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【ウェビナー】「脱炭素」で加速するインドネシアの森林減少~日本の関与の実態は?第2回

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経済成長著しいグローバルサウスの一角を占めるインドネシア。その電力需要は主に石炭火力で賄われています。既存の石炭火力発電所には日本の公的支援が多く使われてきました。そしてパリ協定に基づくインドネシアの脱炭素政策には、石炭火力のバイオマス混焼や専焼化が含まれており、「公正な移行」支援の名目で、日本からの資金援助も行われようとしています。

 さらにバイオマス燃料の一つには木質ペレットの供給体制を整備すべく、エネルギー用産業造林(HTE)という新たな制度が創設されました。今、このHTEの面積拡大は、インドネシアの貴重な天然林の新たな脅威になると懸念されています。

 本ウェビナーは、新たな天然林減少の危機に晒されているインドネシアの状況について、インドネシアのNGOスタッフを講師に迎え、二回に分け、エネルギーの視点からと、木材製品の視点から紹介し、日本の関与によってその危機が一層助長されることのないよう、私たちはどう対応すべきか考えたいと思います。
 ※インドネシア語から日本語の逐次通訳が入ります。