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水と自治(2)琵琶湖の水を守る「卒原発」―新しい価値の確立にむけて―

東京都

アフリカや琵琶湖をフィールドに研究してきた環境社会学者・嘉田由紀子氏は、2006年から2期、滋賀県知事を務めた。この間に発生した東日本大震災では、カウンターパート方式での被災地支援という新たな自治体連携施策を理論的に編み出し、関西広域連合をあげて被災地支援にあたった。その際、滋賀県は京都府とともに福島県を支援している。嘉田氏はその後、関西圏の飲料水である琵琶湖の水を守るという点から「卒原発」を訴えた。本講演会では、水が育む環境を自らの手で守るという自治の根幹や、水と自治をめぐる新しい価値の創造について、嘉田氏に語っていただく。また、嘉田氏が考える新しい価値について、福島原発事故後の福島の状況をふまえて討論を行う。

【日時】2015年12月4日(金)18:30~20:00
【場所】立教大学 池袋キャンパス 太刀川記念館3階 多目的ホール

【講師】嘉田由紀子 氏(びわこ成蹊スポーツ大学学長)

【講師略歴】
環境社会学者。農学博士(京都大学)。京都大学農学部卒業。京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了後、滋賀県庁入庁。琵琶湖博物館総括学芸員や京都精華大学人文学部教授、琵琶湖博物館研究顧問を経て、2006年7月から滋賀県知事を2期務める。2014年より現職。

※申込不要、入場無料

【主催】立教大学ESD研究所
【共催】環境社会学会、立教大学社会学部 関礼子ゼミナール