『日時』
2014年6月25日(水)　18：30〜20:50

『場所』
地球環境パートナーシッププラザ（GEOC）
（東京都渋谷区神宮前5-53-70　国連大学ビル1F）

『対象』一般及び会員

『定員』40名


『参加費』10000円（5回分）会員8000円（5回分）

『申し込み方法』eメール　entracte@m.email.ne.jp


『セミナーの詳細説明』
オイコスフォーラム連続セミナー2014
自然共生建築のしくみを探る−エクセルギーと流れ・循環のデザイン−
第6期　エクセルギー研究の事例から（仮題）第3回
(2014年4月-2014年8月　全5回)

講師：宿谷 昌則（東京都市大学 環境学部 環境創生学科）

このシリーズでは、エネルギーの資源性を扱う概念〈エクセルギー〉に基づきながら、建物と人を取り巻く環境をエネルギー・物質の〈流れと循環のデザイン〉としてとらえることにアプローチしていきます。目に見える建築の形や空間をデザインするのと同じように、建築における熱や光、空気…などの環境を〈目でみるように〉デザインすることを目指して。〈頭でわかった〉概念を〈身につける〉ために。

エクセルギーの考え方を基本に据えて、熱を取り入れる（ダイレクトゲイン）・溜める（蓄熱）・遮る（断熱/遮熱）・捨てる（排熱）、光を取り入れる（自然光利用）、風を入れる（通風）、水蒸気を捨てる（自然換気）といった、自然共生的・パッシブデザイン的な、快適に住まうためのさまざまな建築環境のコントロール手法を、実際に熱力学の計算なども織り交ぜながら、さまざまな切り口でとらえなおしていきます。

第6期のテーマは、「エクセルギー研究の事例から」（仮題）。
前2期は、エクセルギーの実際の計算にアプローチしてきましたが、今期は少し視点をかえて、講師の宿谷さんとその研究室が、20年にわたって取り組んできたエクセルギー研究の事例を取り上げます。建築にとどまらない幅広い独自のテーマでエクセルギー理論を深めてきたそれらの研究を通して、建築環境をとらえなおしていきたいと思います。各回、いくつかの研究の紹介と、皆さんとのディスカッションで進めていく予定です。