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上映会「空気を売る村」 監督&現地NGOが語る 気候変動対策の真実

京都府

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記録的な暑さや、異例な大雪、巨大化する台風、長引く干ばつ近年、世界各地で起こる異常気象や自然災害は、私たちの生活にも大きな影響を及ぼしており、もはや他人事ではありません。

世界の科学者の報告によると、地球温暖化の原因となる温室効果ガス排出量の約20%は、火災や開発事業等によって森林が失われたことが原因である、と言われます。このため、森林保全は、温暖化対策の一つとしても注目されています。

現在、「REDDプラス(レッドプラス)」という国連の下での取組みへの期待が高まっています。カーボンオフセットの一種で、途上国が自国の森林を保全したことで抑制されるCO2排出量を、国際社会が買い取る、という仕組みです。

巨額の資金を投じて進められるREDDプラス事業。しかし、この取組みにより保全される森林は広大な森林のほんの一部にすぎません。対象地以外の 森林では、依然として、アブラヤシ農園開発や鉱物資源採掘などの大規模な開発事業が次々と進められています。また、REDDプラスの実施現場においても、周辺の人々の混乱、コミュニティの分裂といった問題、様々な不満の声などが顕在化してきています。REDDプラスは、有効な森林保全・温暖化対策となりえるのでしょうか?

セミナーでは、インドネシアよりゲストを招き、映像や報告をとおして、REDDプラス事業の現状を知り、望ましい事業のあり方や、私たちがすべきことについて考えます。