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UNU主催「地球規模の課題:グローバル時代のローカル・コモンズの管理」対話型セミナーへのご案内

東京都

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本セミナーは国連大学出版部より出版された書籍「Local Commons and Democratic Environmental Governance, Edited by Takeshi Murota and Ken Takeshita」を基に、近年注目されている地域主導型環境ガバナンスについて、コモンズに関する最新の研究結果について国際的な観点で議論を展開します。

日時: 3月29日(金)13時~14時30分
場所: 国連大学本部ビル 階 エリザベス・ローズ会議場
プレゼンター: 同志社大学経済学部経済学科 室田武教授
奈良県立大学地域創造学部 高津融男准教授
パネリスト: ノルウェー生命科学大学 造園・空間計画学部 エリン・ベルジュ教授
(元国際コモンズ学会会長)
URL: http://unu.edu/events/upcoming/unu-isgi-xviii.html#overview


<主旨>
グローバライゼーションは現代の人と自然の関係性、さらには人と人の関係性を根底から変化させ、世界のコミュニティーに困難かつ新たな挑戦を突きつけています。本セミナーでは持続可能な環境ガバナンスのための共同資源管理を重点的に取上げ国際的視点からその意義を探り考察します。

<議題>
グローバル時代においてコモンズは社会的不公正や環境破壊に抵抗する軸となり、また同時に持続可能な地域や社会の発展の条件ともなります。しかしこのようなグローバル時代を背景に課題が更に複雑化する中、我々は •コモンズの定義やその範囲 •再生可能資源の過少利用 •人と自然の関係の希薄化 人と人の関係の希薄化 •モータリゼーションと中心市街の衰退 •資源管理におけるコミュニティーの役割 •複雑化する生態系資源の公正使用の確保 など数多くの難題を抱えており、それに対し真摯に取組まなければなりません。

本セミナーでは同志社大学経済学部 室田武教授と奈良県立大学地域創造学部 高津融男准教授によるグローバル時代のローカル・コモンズの管理についての講義が行われ、その後ノルウェー生命科学大学 ベルジュ教授を交えた国際的な議論が予定されております。議論の出発点は、グローバライゼーションの潮流の中、先進工業国のコモンズが直面している危機の実態を明らかにすることから始まります。さらにコモンズの再生に成功した地域の取り組みとその成功要因へと議論は展開します。この議論により上に挙げた議題に対し時宜にかなった答えを見出します。研究成果の報告後、ご来場者との対話型形式の討論も予定されております。

本セミナーの使用言語は英語で同時通訳はございません。2013年3月28日までに事前にご登録頂いた方々を対象に無料にて開催いたします。ご登録は<http://unu-mc.org/civicrm/event/register?id=127&reset=1>からお願い致します。駐車場は提供しておりませんのでご了承下さいますようお願い致します。


<プログラム詳細>
13:00~13:05京都大学大学院経済学研究科 植田和弘教授によるご挨拶
13:05~13:45同志社大学経済学部 室田武教授、奈良県立大学地域創造学部 高津融男教授による「グローバル時代のローカル・コモンズの管理」の講義
13:45~14:10ノルウェー生命科学大学 造園・空間計画学部 エリン・ベルジュ教授 によるコメント
14:10~14:30参加者を含む討論会

以上が本セミナーの予定となっております。セミナーへのご登録、ご来場を心よりお待ち致しております。また、引き続き15時より「地球規模の課題:国境を越えたマルチレベル環境ガバナンスの拡大~東アジアの見解」対話型セミナーも開催されます。本セミナーと併せてご登録・ご参加をお待ち申し上げております。