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UNU主催「地球規模の課題:国境を越えたマルチレベル環境ガバナンスの拡大~東アジアの見解」対話型セミナーへのご案内
東京都
開催日
2013年3月29日(金)
募集期間
2013年2月25日(月)~2013年3月28日(木)
投稿団体
URL
本セミナーは国連大学出版部より出版された書籍「Environmental Governance for Sustainable Development: East Asian Perspectives」を基に、地球環境問題で現在注目されているマルチレベル環境ガバナンスについて東アジアの視点から多角的に議論を展開します。
日時: 3月29日(金)15時~17時30分
場所:国連大学本部ビル5階 エリザベス・ローズ会議場
プレゼンター:京都大学 森晶寿准教授、名古屋大学 藤川清史教授、日本エネルギー経済研究所主任研究員 金星姫氏
パネリスト:地球環境戦略研究機関(IGES)所長 森秀行氏、早稲田大学アジア太平洋研究課教授 松岡俊二氏
司会者:国連大学サステイナビリティと平和研究所(UNU-ISP)アカデミック・プログラム・オフィサー 斉藤修氏
URL: http://unu.edu/events/upcoming/unu-isgi-xix.html#overview
<主旨>
東アジア経済の急成長は各国経済の相互関係を強化させ地域経済の統合に向けての活性化の原動力ともなりました。しかしながらこのような経済成長がもたらした深刻な環境破壊は特定の地域や国内レベルでは収まらず、より広範な地域及び地球レベルに達しました。1990年代に日本がアジア地域で主導的に環境問題を取上げて以来、環境問題への取組みは援助や協力といった従来の体制から地域のガバナンスと多国間協議といったアプローチに重点が置かれるようになりました。しかしEUの環境への取組みと比較すると東アジア地域には環境問題に対応する機関が欠如しており、重要課題は未解決となったままです。これを踏まえた上で、東アジアは当地域の主要先進諸国が独自に環境対策に取組むのを待つべきか、あるいは国際的に環境規制が更に厳しさを増す中、果たして東アジアには先進地域の環境政策を効果的に学び準拠する能力はあるか?といった疑問や期待が交錯し、故に東アジアの環境問題に対する取組みが国際的により一層注目されています。
本セミナーでは国連大学出版の「Environmental Governance for Sustainable Development: East Asian Perspectives」の著者である京都大学 森晶寿准教授が多角的かつマルチレベルな視点から東アジアの環境問題を取上げ最新の研究成果を交え考察する場を提供致します。取上げられる議題は •国の環境政策 •環境支援に対する新たなアプローチ •新興地域環境ガバナンス •環境ガバナンスの民間セクターによる対策などです。また、同じく本誌の著者である名古屋大学 藤川清史教授と日本エネルギー経済研究所主任研究員 金星姫氏による東アジアにおける炭素市場やエネルギー効率、グリーンエネルギー政策、ハイブリッド環境ガバナンスなどのトピックも取上げられ議論が行われます。
研究成果の報告後、地球環境戦略研究機関(IGES)所長 森秀行氏と早稲田大学アジア太平洋研究課教授 松岡俊二氏を迎え討論を行うほか、来場者との対話型形式の討論も予定されております。本セミナーの使用言語は英語で同時通訳はございません。2013年3月28日までに事前にご登録頂いた方々を対象に無料にて開催いたします。ご登録は<http://unu-mc.org/civicrm/event/register?id=125&reset=1>からお願い致します。駐車場は提供しておりませんのでご了承下さいますようお願い致します。
<プログラム詳細>
15:00~15:05 国連大学サステイナビリティと平和研究所(UNU-ISP)アカデミック・プログラム・オフィサー 斉藤修氏によるイントロダクション
15:05~15:10 京都大学大学院経済学研究科 植田和弘教授による開会のご挨拶
15:10~16:00 森准教授、藤川教授、金主任研究員による「国境を越えたマルチレベル環境ガバナンスの拡大~東アジアの見解」の講義
16:00~16:20 森准教授と松岡教授による講義の解説
16:20~17:00 参加者を含む討論
17:00~17:30 レセプション
以上が本セミナーの予定となっております。セミナーへのご登録、ご来場を心よりお待ち申し上げます