環境省で毎年発行している環境白書をベースに、
・なぜ今サステナブルが大事なの?
・今、知っておくべき環境問題のキーワードって?
・私たちが個人・団体でできることとは?
について解説するウェビナーを開催しました。
開催概要
|日 時|2021年6月22日(水)18:00~19:15
|会 場|「Zoom」ウェビナー
|主 催|環境省、地球環境パートナシッププラザ(GEOC)
|参加者|78名
当日の動画
当日の様子はYoutubeからご覧いただけます。
開催内容
当日は、就活生だけでなく、企業やメディアの方々にもご参加頂きました。
冒頭に、参加者の方へアンケートをとりました。
●ご講演 『今なぜ、「サステナブル」なのか ~環境白書から読み解く~』
(環境省 環境計画課 岡村計画官)
環境白書の概要と、サステナブルとは何かを定義されたうえで講義がスタートされました。
その後、環境白書にも書かれている国内外の身近な事例(気候危機、コロナ危機、ウクライナ危機など)をもとに、今「サステナブル」が叫ばれている理由もご説明頂いただき、最後に、国としてサステナブルな社会の実現に向けて進めている政策や、また個人でできることを提案していただきました。
●参加者からの質問タイム(一部ピックアップ)
【Q.企業の皆さんに何をしてほしいか?】
A.各々の企業の商品やサービスの最終消費者のことまで考えたり、また自分の領域だけでなくサプライチェーン全体を俯瞰する視野や中長期的な視点で考えていくことで、環境に負荷のかからない目線を持てるようになるのではないかと考えている。
【Q.環境省が力を入れていきたい、より重点の取り組みは?】
A.概要はご説明した通りだが、特に、地域やライフスタイルの変革による社会変革を起こしていきたい。
国は地域の集まりであり、地域は1人1人の集まりなので、1人1人の生活が良くなっていくことで、地域も変わり、国も良くなっていく。そのような考えのもと、地域単位で、環境・社会・経済がよりよく回るように仕組みを作ったりすることで、環境だけではなく、社会課題や経済課題も同時に解決できればと考えている。
【Q.白書はどのように読むのがおすすめか?】
A.皆さんの興味のあるテーマから読んだり、第1部第3章の事例やコラムも多い部分から読んでみるのもおすすめ。
そもそも、環境白書は国会に提出するためのものであり、公用語が多く読みにくい部分があるので、概要版でポイントをつかむような読み方も良いかもしれない。
司会をされたGEOCスタッフ、上智大学 Green sophiaの帆井さんより:大学のレポートのテーマによっては、環境白書がとても参考になる。白書には、信頼できる情報がまとまっているので、環境に関する情報により早く正確にアクセスできる。
その他、たくさんの質問をいただきました。
ご参加いただいた皆様、大変ありがとうございました。