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生物多様性スクール 第4回「生物多様性とビジネス」(Zoomによるオンラインセミナー)

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全6回の「生物多様性スクール」開催@オンライン

WWFジャパンは、2022年1月から6月にかけて、全6回(予定)の「生物多様性スクール」を開催します。各回著名な有識者を招き、食、金融、経済など、身近な切り口で生物多様性について考えます。 全回のモデレータは生物多様性に知見の深い、井田徹治氏(WWFジャパン理事、共同通信編集委員)が務めます。

【開催日時】2022年04月27日(水) 16:00 ~ 18:00
【主催】WWFジャパン
【参加費】無料
【参加方法】参加ご希望の方は、https://wwf.zoom.us/webinar/register/WN_gTy02jYeR8SPpTgH_PCcsgより、
イベント開始までにご登録をお願いします。
※当日リアルタイムでのご参加が難しい場合も、後日アーカイブ動画と資料をお送りしますので、ぜひご登録ください。

【背景】
2022年のキーワードは「生物多様性」です。世界の生物多様性は過去50年で68% 喪失したと報告されています(注)。2021年の国連の気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)では、気候変動と生物多様性喪失の2つの危機に同時対策することの重要性が強調されました。2022年4月には、国連の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)のパート2が中国雲南省昆明で開催され、生物多様性について、パリ協定で合意されたような国際的な枠組みがまとめられる予定です。WWFジャパンは2030年までに生物多様性の劣化を食い止め、回復に転じさせる「ネイチャー・ポジティブ」に向けて、生物多様性についての認知と理解の向上を目指しています。
(注) https://www.wwf.or.jp/activities/activity/4402.html

【第4回】
第4回のゲストは、株式会社レスポンスアビリティ代表取締役の足立直樹氏です。企業活動と生物多様性の分野では、日本の第一人者として知られます。企業の活動や動きを切り口に、生物多様性とは何か、私たちの暮らしや社会との関わりについて考えます。企業に求められる情報開示のポイントや国際的な潮流などもお話いただきます。WWFジャパンからは、マーケットグループ長の古澤千明が、国際環境NGOの視点から考える企業の役割と責任についてお話します。

【登壇者プロフィール】
●株式会社レスポンスアビリティ 足立直樹氏
東京大学理学部、同大学院で生態学を専攻、博士(理学)。株式会社レスポンスアビリティ 代表取締役、一般社団法人 企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB) 理事・事務局長、サステナブル・ブランド ジャパン サステナビリティ・プロデューサー。企業と生物多様性およびサステナブル調達の日本の第一人者として知られる。国際的な文脈の中で企業のリスクを的確に分析し、企業価値を高める経営戦略とブランディングを得意とする。環境省の「経済社会における生物多様性の保全等の促進に関する検討会委員」ほか、中央省庁の検討会委員等を歴任。著書に『生物多様性経営 持続可能な資源戦略』(日本経済新聞出版)など多数。

●WWFジャパン理事、共同通信編集委員 井田徹治氏
1959年東京生まれ。1983年、東京大学文学部社会学科卒。同年共同通信社に入社。つくば通信部などを経て1991年 本社科学部記者。 2001年から2004年まで、ワシントン支局特派員(科学担当)。2010年から現職。環境と開発の問題をライフワークにアジア、アフリカ、中南米などでの環境破壊や貧困の現場、問題の解決に取り組む人々の姿などを報告してきた。気候変動枠組み条約締約国会議、ワシントン条約締約国会議、環境・開発サミットなど多くの国際会議もカバーしている。著書に「大気からの警告」(創芸出版)、「生物多様性とは何か」(岩波新書)、「霊長類」(同)など多数。

●WWFジャパン 自然保護室 マーケットグループ長 古澤千明
大学卒業後、民間企業での勤務を経てWWFジャパンに入局。2010年より主に東南アジアの森林保全プロジェクトを担当。インドネシアやメコン地域などのWWFオフィスとも連携しながら、森林減少の要因となっている農林産物の生産について、関係企業に生産現場の課題を伝えたり、調達改善のための支援に取り組む。2021年からは、マーケットグループ長も兼任し、森林保全の枠を越えて企業のサステナビリティの向上に努める。

【生物多様性スクール開催報告】
過去に開催した生物多様性スクールについて、詳しくは下記へ
https://www.wwf.or.jp/activities/project/4930.html