書籍案内

書 名 『環境情報科学』47巻1号
投稿団体 環境情報科学センター
価格 3,000円
著名・編集者 一般社団法人環境情報科学センター
発行者 一般社団法人環境情報科学センター
出版社
注文先電話 03-3265-3916
発行年月日 2018年03月30日
ISBNコード
サイズ タテ257cm×ヨコ182cm
ページ数 126
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紹介文 <内容>
【特集1】「SDGsの達成に向けた多様な環境研究の取組みと今後への期待」公開シンポジ
    ウム
【特集2】ワークショップ「涼しいまちをデザインしよう」-クールスポットからクール
    エリアへの展開
【座談会】持続可能な社会づくりに向けた環境政策と環境研究の連携
 
<特集の概要>

 2015 年に合意された SDGs の達成に向けて,すべての関係者(ステークホルダー)の努力と連携が求められている。2017年12月8日に日本大学会館にて行われた一般公開シンポジウム「SDGs の達成に向けた多様な環境研究の取組みと今後への期待」では,多様な環境分野の研究者がどのように SDGs に取り 組んでいるか,今後どのように貢献していくべきか,さらには研究の際に多様な分野間でどのような連携を進めるべきかが議論された。この内容は,SDGsに向けた今後の活動を考えるための材料となろう。本特集では,当シンポジウムでの講演・討論の内容を紹介する。
 第二の特集として、同日に開催されたワークショップ「涼しいまちをデザインしよう-クールスポットからクールエリアへの展開-」でのご発表の内容を記事にまとめていただいた。このように、会場での講演や討論と機関誌の内容を連動させることで、講演や討論をその場限りのものとせず、機関誌を通じて内容をさらに発展させられるようにしていきたい。
 「環境情報科学」の次号より、新たに「環境政策の最前線」を連載することとなった。これは、2017年3月をもって刊行を終了した「環境研究」誌が果たしていた役割について、縁あってその一部を本誌が担わせていただくこととなったことによる。この連載について、「環境研究」の編集に関わってこられたかたがたと、本センターの理事長ほかが座談会形式で意見交換した記録も本号に掲載した。この連載は、学術団体でもある本センターと、環境省の有志の方々が協力して進めていく。環境という極めて現実味の強い対象に取り組むための活動の新たな形に育っていくことを願う。

<目次>

【特集1:「SDGsの達成に向けた多様な環境研究の取組みと今後への期待」公開シンポジ
 ウム】
 ・特集に寄せて_大塚 直(環境情報科学センター理事長)...2
 ・特別講演 SDGsの達成に向けての政府の取組みとステークホルダーの役割
   森下 哲(環境省地球環境局長)...3
 ・基調講演 SDGsの推進とアカデミアへの期待
   蟹江憲史(慶應義塾大学大学院教授)...6
 ・SDGs-気候変動分野からのインプット
   亀山康子(国立環境研究所副センター長)...12
 ・資源・物質循環分野からのインプット・ストック型社会の構築とSDGs
   谷川寛樹(名古屋大学大学院環境学研究科教授)...17
 ・自然環境保全とSDGs
   藤稿亜矢子(東洋大学国際観光学部准教授)...21
 ・SDGsネクサスの同時達成のための「トランスフォーマティブ・リサーチ」
   竹内恒夫(名古屋大学大学院環境学研究科教授)...27
 ・パネルディスカッション
   竹内恒夫・亀山康子・蟹江憲史・藤稿亜矢子・谷川寛樹...32

【特集2:ワークショップ「涼しいまちをデザインしよう」-クールスポットからクール
 エリアへの展開】
 ・環境省における暑さ対策の取組み
   吉川圭子(環境省水・大気環境局大気環境課大気生活環境室長)...37
 ・住宅地におけるクールエリア創出の取組み
   太田 勇((株)ミサワホーム総合研究所 環境エネルギーセンター長)...41
 ・暑熱適応による効果と「涼しいまちづくりガイドブック」の作成
   三坂育正(日本工業大学 教授)...46
 ・「暑熱適応のまちづくり研究会」について
   石丸 泰・堀口恭代(環境情報科学センター 調査研究室)...52

【座談会 持続可能な社会づくりに向けた環境政策と環境研究の連携】...57
  竹本和彦(国連大学サステイナビリティ高等研究所所長)
  鎌形浩史(環境省官房長)
  大塚 直(環境情報科学センター理事長)
  加藤和弘(環境情報科学センター編集委員長)
  村上暁信(環境情報科学センター論文審査副委員長:司会)