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新聞づくりを通して海と島でできた日本を学ぶプロジェクト「うみやまかわ新聞」完成展示・発表会

東京都

 日本は6,852島からなる島国であり、領海およびEEZ(排他的経済水域)は世界6位規模の海洋国家です。本土5島と418島の有人離島には「海彦山彦」と呼ばれる幸があり、海の水が水蒸気となり雨として山へ降り注ぎ、川を下ってまた海に流れる「水のつながり」があります。また、かつては海流にのって船が行き交ったことで、遠く離れた地域同士の「文化的つながり」もみられます。
 海、山、川のある島国は、地域同士が「海や山や川によって隔てられている」とも捉えられるが、別の見方をすれば「海や山や川でつながっている」とも捉えられます。地域をつなぐ「海」「山」「川」、それらに関連する「文化」「歴史」「経済」を知ることにより、日本の姿を見つめ直すことができます。2014年現在、日本の人口は減少の一途を辿っており、2060年には8000万人台まで減少するというデータもあります。この流れにのった都市一極集中の未来像では、日本各地の小規模地域は無人化してしまうものの日本の価値は多種多様な地域の存在によって担保されるため、地域に人が暮らして行くことが必要と考えられます
 日本各地の個性豊かな「地域」「ふるさと」が未来に残っていくためには、まず地域を支える人材の育成や教育機会が必要。また、近未来に対応していくためには、最新技術の活用や他地域との連携経験が必要です。そこで「他者との連携」「他地域との連携」「ICTの利活用」「日本を広く捉える観点」「自らが暮らす地域への誇り」を醸成することを目的に、2014年より本プロジェクトがスタート。初年度となる今回は、北海道利尻島・東京都檜原村・愛媛県上島町・大分県中津江村・沖縄県与那国島の全国5地域、総勢38名の小中学生が参加し、まもなく完成を迎えます。そこで、都内3会場での新聞展示(一部巡回)と完成品の配布を行います。また、2月1日には、各地で新聞づくりに携わってくれた子どもたちとコーディネーターが東京に集結。『うみやまかわ新聞』の完成発表会を開催します。

【開催概要】
◆うみやまかわ新聞展示
 都内3カ所にて新聞展示と配布を行います。(いずれの会場も入場無料です)
 ぜひご興味のある方、お誘い合わせのうえお立寄りください。
 展示①
 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
 展示期間:2015年1月31日(土)〜2015年2月20日(金)
 開館時間:10:00〜18:00(日曜・月曜休館)
 場所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F

 展示②
 渋谷ヒカリエ8F ショーケースaiiima(アイーマ)
 展示期間:2015年2月3日(火)〜2015年2月9日(月)
 開場時間:11:00〜20:00
 場所:〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1

 展示③
 公益財団法人日本財団 日本財団ビル1Fロビー
 展示期間:2015年2月13日(金)〜2015年2月19日(木)
 場所:〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2


◆うみやまかわ新聞発表会
 うみやまかわ新聞づくりに参加した5地域の子どもたち、スタッフ、関係者が集まり発表会を行います。
 完成したばかりの新聞を使ったワークショップも開催します。
 日時:2015年2月1日(日)
 時間:9:30〜12:00(9:00開場)
 場所:IID 世田谷ものづくり学校1Fギャラリー
    〒154-0001東京都世田谷区池尻2-4-5
 ※事前申し込み制になります。詳細はお問い合わせください。