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水俣病読書会 後藤孝典『沈黙と爆発 ドキュメント水俣病事件 1873~1995』

東京都

水俣病読書会シーズン5
後藤孝典『沈黙と爆発 ドキュメント水俣病事件 1873~1995』

水俣病事件についての認識を深め、自分自身や社会のあり方を考えようとするとき、読書はきわめて有効な方法です。そこで水俣フォーラムでは、2008年から水俣病の名著をテキストに読書会を開催してきましたが、いずれのシーズンも世代や職業が異なる参加者が集い、好評のうちに終了しました。その第5シーズンの開催です。ぜひご参加下さい。


『沈黙と爆発 ドキュメント水俣病事件 1873~1995』後藤孝典
集英社 1631円(税込)、272ページ

様々な類型の裁判が多数存在するのは水俣病事件の特徴でもあるが、その多くは患者運動リーダーである川本輝夫の依頼を受けた著者によって行われた。弁護士である著者が改めて調べ上げ書き下ろした本書は、出版当時から「この複雑な事件史全体の極めて秀逸なエッセンスでありながら、読みやすく問題意識が新鮮」と高く評価されている。1995年刊。

「この事件は日本人が共有すべき財産だ」―後藤孝典
九州熊本県の水俣という片田舎に、アジアとヨーロッパが隣り合わせ、中世と近代が同居していた。その上に圧縮された戦後日本の駆足が重なった。その軋轢の狭間で、被害者たちは沈黙を強いられ、そして爆発した。本書は、その沈黙と爆発の物語である水俣病事件を通しての、日本の近代化と戦後日本史への招待である。

【期日】2014年1月15日~3月26日の毎週水曜日(全11回)
【時間】 午後7時~9時
【会場】JR高田馬場駅近くの公共施設

【方法】
 ・参加者全員で全ページを振り分け、担当者を決めます。
 ・担当者は事前にわかりにくい言葉などを調べておきます。
 ・当日は担当者が朗読し、その後他の参加者からの質問に答えます。
 ・毎回、数人の朗読とコメント、質疑応答で進みます。
 ・初回は自己紹介、最終回は読後感想を参加者全員にお願いします。
【進行】 実川悠太(水俣フォーラム事務局)

【参加費】6000円
【募集人数】24人(最少催行人数12人)
【応募締切】募集人数が集まり次第締め切ります

【その他】
 ・テキストは出版社品切れですので、水俣フォーラムにご注文下さい。
 ・食べ物の持込みは自由です。飲み物は各種準備します。

【申込方法】お電話で仮予約をお受けします。その後7日以内に代金をお振り込みください。これをもって参加申込とします。郵便振替:00120-4-398614/加入者名:水俣フォーラム

【主催・お問い合わせ】水俣フォーラム
 東京都新宿区高田馬場1-34-12 竹内ローリエビル404
 TEL : 03-3208-3051