NPO法人 生活工房つばさ・游 2011年12月6日

活動分野

循環型社会の構築、持続可能な地域づくり

活動理念

「食」と「エネルギー」自給の地産地消モデルの創造を通して、顔と顔の見える有機的で信頼のあるネットワークを築き、互いに助け合い、励まし合い、互いの能力を発揮し、誰でも安心して住める豊かな地域づくりを目指す。

概要

女性の暮らし目線で地域資源の分析を行い、40年近い歴史をもつ有機農業の先駆者や1300年の伝統を受け継ぐ手漉き和紙職人の生業を活かし、「30世紀につながる環境負荷の少ない持続可能なまち」を目指し、住民・事業者・NPO・行政等の協働により、資源循環・エネルギー自給のまちづくりに取り組んでいる。

ソーシャルビジネス 活動実績

  • 農的地域資源と地域商業を結び環境負荷の少ない商品企画作りを通した地域活性化
    事例:地元有機大豆×地元豆腐屋=地大豆を使った「ぴっかり豆腐」、地元有機ジャガイモ×地元精肉店=霜里コロッケ
  • 地域情報の集積と情報発信
    事例:地域ミニコミ紙「小川町まっぷ」の発行
  • 資源循環型農場(霜里農場)見学会開催
    「食」と「エネルギー」自給の事例を実際に現場で見せて市民への普及啓発を行っている。
  • 市民と有機農家の協働による日替わりシェフレストラン「べりカフェつばさ・游」の運営
  • 新規就農者支援プロジェクト「USPファーム事業」
  • 都市部企業のCSRを活用し、新規就農者の生産した野菜の全量買取などの提携や農業体験を通じて都市農山村交流をマネージメントコーディネート
  • 山―川―田んぼプロジェクト
    地元企業のCSRを活用し地域の里山保全活動を行い、里山の保全を通して川の水質や水量の保全を行い、その水を田んぼへと導き、安心な農業生産へと繋げるプロジェクトのマネージメントコーディネートを行っている。
  • 伝統産業の支援活動
    1300年の伝統を誇る小川和紙の技術継承を支援するために、新商品の企画開発を行い、販路開拓をマネージメントコーディネートしている。
    事例:「無添加和紙」
  • 農機具SVO化プロジェクト
    農業の自立化のため、農機具の燃料の自給化を目指して、SVOシステムを導入しその普及に努めている。また、採油植物の栽培や廃食油回収システムの構築に向けて目下調整中。
    参考:SVO ストレート ベジタブル オイル
  1. 「日本初!有機の里・下里」プロジェクト(2009年)
    地元企業が地元の農業を支援する日本初のCSA(コミュニティ・サポーテッド・アグリカルチャー)で、地元企業と地元有機農業者とのコーディネートを行う。農家が生産したお米を地元企業が買取り、社員に配送した。
  2. 市民出資で支える生ごみ資源化(バイオガス)事業への参画(2001年~)
    NPOと自治体が協働し、市民出資の仕組みを活用してプラントを建設。発生するメタンガスはコジェネレーションで電気・熱として利用。2001年に参加世帯14軒からスタートし、学校給食残さを対象とする事業に発展している。
  3. 環境に負荷をかけない暮らし方講座
    PC組立て講座、キャンドル・ナイト、炭焼き、紙漉き体験、有機農産物料理講座、食育講座等を開催。市民ニーズに応えて様々な講座を実施している。

基本情報

代 表 高橋 優子
所 在 地 埼玉県小川町
連 絡 先 TEL:0493-73-0208
URL http://blog.goo.ne.jp/tubasayuu
設 立 2009年8月(任意団体で9年間活動の後、2009年法人化)
スタッフ数 3名
会 員 数 17名
年間収入 209万円