土壌の健全性は持続可能な開発目標(SDGs)の目標15のターゲット3(土地劣化の中立性)と砂漠化対処条約(UNCCD)に基づく国際目標に含められ、世界的に議論の必要性が認められつつある。土壌生物多様性と土壌有機炭素(SOC)は生態系の機能に不可欠で、食物生産、貯水、気候変動軽減における土地の役割を主に決定する。このレポートはSOCと土壌生物多様性がどのように陸上生態系サービスの基盤を提供しているかを紹介している。土壌生物多様性とSOCの回復・保護には有機物の追加や炭素喪失を低減することが必要である。土地の多機能性を保護・促進する公的責任を果たすために、地域の土地使用者、民間企業や他のステークホルダーによる乾燥地への投資を指南する政府戦略が必要である。 |
書籍情報
書籍名; | 土壌生物多様性と土壌有機炭素:乾燥地を存続させる (原題 Soil Biodiversity and Soil Organic Carbon: keeping drylands alive) |
発行元; | IUCN |
発行年; | 2018年 |
著 者; | Peter Laban, Graciela Metternicht and Jonathan Davies |
テーマ; | 生物多様性、POST2015/SDGs、気候変動 |
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