本レポートはWWFジャパンが2012年に発行したレポートである。
2008年の調査では日本人1人当たりのエコロジカルフットプリントは4.17ghaで日本は世界37位であり、世界平均2.7gaの1.55倍であった。日本は資源需要全体(国内と輸入を合計した生物生産力)の約36%を外国の生物生産力に頼っており、世界中が日本人と同じ暮らしをするなら2.3個分の地球が必要な計算となる。日本全体のエコロジカルフットプリントの約66%は家計消費が占め、その中でも食料のフットプリントが最も多い。 本書では東日本大震災による福島原発事故についても触れ、放射能汚染により総生物生産力が影響を受けたと報告している。 今後、エコロジカルフットプリントを削減し、持続可能な社会を築くためには、低フットプリント・ライフスタイルを実践する沖縄の地域モデルや、再生可能エネルギーの導入を進めるエネルギー政策などから学べるものがあるとしている。 |
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書籍情報
書籍名; | ジャパンエコロジカルフットプリント2012 (原題「JAPAN Ecologilal Footprint2012」) |
発行元; | WWF Japan |
発行年; | 2012年 |
著作者; | Pati Poblete, David Moor, Yoshihiko Wada, Katsunori Iha, Naobi Okayasu |
テーマ; | エコロジカルフットプリント |
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