開催概要

私たちのくらしと自然の結びつきに改めて気づき、ライフスタイルを見直すきっかけとする「GEOC森里川海トークセッション」。

国連大学前で毎週末に開催されているFarmers Marketのみなさまと、普段のお買い物から、人や地球の健康、環境問題を考えるイベントを企画し、今回はキウイフルーツカントリーJapanの平野耕志さんにご登壇いただきました。

開催内容

★こちらのYouTube動画から、当日の様子をご覧いただけます！

●session 1　キウイ農家の息子として ～ ２代目を継いだ理由

ザンビアで生活したことをきっかけに、農業は人の命を救う大切な仕事であり、また農業とアウトドアや医療など掛け合わせて活動することで、子供たちの成長にもつなげることができるなど、さまざまなHAPPYに結び付けられると気づいたそうです。

また、きれいな形のキウイにするために、１つ１つ手作業で均等に花粉がつくように、10人がかりで受粉作業を行っているそうです。手間暇かけて１つのキウイができるまでの道のりに驚きました。

●session2　サステナブルなキウイ農園を目指して

試食タイムでは、キウイフルーツカントリーJapanだけでつくられている糖度No.1、No.2の品種、「紅鮮」と「ティアドロップ」の２種類を味わいながらお話を聞かせて頂きました。驚くほど甘くてなめらかでした。私たちが食べたあとの皮は園内のヒツジが食べてくれ、ごみがでない工夫がされているそうです。また、園内の水循環システムについても解説頂きました。

●session3　『農業』で生活していくために

農園はコロナ禍を受けて、お客さんの数が激減したといいます。しかしそれをきっかけに、オンライン収穫体験、ウェディング、農園ヨガ、そしてキウイビールの開発にまでチャレンジされたそうです。

今では、キウイを味わうだけでなくたくさんのことを体験できる更に魅力的な農園になりました。 

今回、キウイフルーツカントリーJapanさんの想いを聞かせて頂き、「キウイ」という身近な存在ながら実はよく知らないフルーツへの理解が深まると同時に、農家さんの魅力や存在の大きさについて知る時間となりました。

消費者という立場で、自分たちが食べるものを選んだり、応援したい農家さんとつながることが大事ですね。