開催概要
|日 時|2021年2月26日(金)18:00~20:00
|会 場|オンライン会議システム「Zoom」
|主 催|環境省、地球環境パートナシッププラザ(GEOC)
|参加者|サステナブルファッションに関する活動をしている大学生や高校生など14名のユース、GEOC次世代意見交換会のユース3名、環境省のタスクフォース「ファッションと環境」の方々7名、GEOCスタッフ4名
開催内容
環境省の「ファッションと環境」タスクフォースが昨年発足され、サステナブルなファッション産業の実現にむけ、主にファッション業界の企業との連携協議が重ねられています。一方で、GEOCもユースとのパートナーシップを深めたいという展望に基づき、「サステナブルファッションに関する活動をしているユース」が集い相互に学びあい、それぞれの活動の発展や連携につながる機会を作り出すために、この「サステナブルファッション オンライン検討会」を実施しました。
参加して下さったユースそれぞれが非常に興味深い活動をされていました。まず一部を紹介します。
●参加者ユースの活動内容(一部)
・いらなくなった服やバッグを小物商品にリメイク
・海洋プラスチックごみや廃棄されてしまう花を使用してアクセサリーを製作し、オーダーメイドで販売
・企業と連携して「10年後のファッション」を考える座談会開催
・古着を活用してファッションショー開催
・着物をアップサイクル。衣服やアートとして日本文化の継承
・女子中高生向けのファッションレンタルサービスを展開
●内容①
イベントでは、サステナブルライフクリエイター/ヴィーガンモデルとしてyoutuberとしても発信されている「Tokyo vegan girlみゆ」さんをゲストとしてお呼びし、【新しいファッションのあり方を身近な人に普及するための工夫】についてお話頂きました。
発信には緩急と以下の4つのポイントが大事だとご紹介頂きました。
①問題を伝えたら出口を。伝えた相手が行動に繋がる導線を作って発信する。
②響くかどうかは「伝え方」次第。ターゲットを意識して壁をつくらない、目に留まる伝え方で。「相手の半径5mに入り込む」意識で伝える。
③本音と建て前を利用する。あえて本音を言わずに肯定的に対応する
④楽しむ!ネガティブでは伝わらない
●内容②
また、ユース同士のグループで以下のテーマなどについて意見交換を行いました。
【ファッションを変えていこうと思ったきっかけは】
【各自の取組の成功体験や失敗談について共有】
【自分達の活動をより効果的にするためのアイディアや、新たな活動案】
「意識高い系」という言葉で壁を作られてしまって発信が難しいなど、参加したユースもそれぞれが発信や伝え方に問題意識を持っていて、共感の声が多く聞かれ、オンラインファッションショーの合同開催や、発行しようとしている雑誌の共同作成など、ぜひ一緒に何か実践しようという声も上がっておりました。