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第2回 種子・胞子・組織培養を使った保全フォーラム ― 先行事例から学ぶ

全国

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<開催趣旨>
 植物の生息域外保全において、種子・胞子・組織の保存・利用は、もっとも費用対効果の高い方法です。日本植物園協会は現在、環境省と連携して保存技術の改良を推進しています。また植物多様性保全拠点園ネットワークでは、環境省・新宿御苑と沖縄美ら島財団が絶滅危惧種を中心に種子・胞子を保存しています。
 しかしこれまでの各地の保全や野生復帰の取り組みにおいて、リソースはまだ十分に利用されていません。そこで今回は、すでに多くの実績を上げている事業や研究を紹介し、種子・胞子・組織を使った取り組みが活性化することをめざします。

<概要>
主催:公益社団法人日本植物園協会
協力:環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室
会場:オンライン(Zoomウェビナー) 参加費無料
日時:2023年12月20日(水)13時~16時
対象:日本植物園協会会員、植物保全に関心をお持ちの皆さま
●本事業は、環境省と日本植物園協会の「生物多様性保全の推進に関する基本協定」にもとづき開催します。

<参加申込み>
https://online.npc-tyo.co.jp/event/66953/iZXT3M
上記URLの参加申込みフォームから必要事項を記入して、申し込みをお願いします。
講演資料は、12月18日頃に登録したメールアドレス宛にPDFでお送りします。

<プログラム>
□13:00 開会  司会進行:平野 智也(宮崎大学農学部) 
挨拶 日本植物園協会会長 西川 綾子(水戸市植物公園)
   環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室 福島 誠子
□13:10~15:30 講演(5題)
◆遊川 知久(日本植物園協会 植物多様性保全委員会 国立科学博物館 筑波実験植物園)
「植物保全の切り札 種子・胞子・組織保存」
◆関 勝雄(環境省 新宿御苑 管理事務所)
「絶滅危惧種の種子・胞子保存とこれからの利用に向けて」
◆倉本 宣(明治大学 農学部)
「カワラノギクの保全再生活動と研究活動」
<休憩>
◆山本 伸一(農研機構 遺伝資源研究センター)
「農作物遺伝資源の種子・組織保存から利用まで」
◆木村 恵(秋田県立大学 生物資源科学部)
「森林の多様性を維持するための種子の利用」
□15:30~16:00 質疑応答、フォーラム総括
□16:00 閉会

<内容についての問合せ先>
公益社団法人日本植物園協会事務局 担当:皆川
メール ex-situ@syokubutsuen-kyokai.jp