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第79回清里インタープリテーションセミナー(専科/展示編)

山梨県

第79回清里インタープリテーションセミナー(専科/展示編)

日   程:2024年1月15日(月)~17日(水) 2泊3日
場   所:清泉寮(公益財団法人キープ協会/山梨県北杜市高根町清里)
講   師:染川 香澄 <ハンズ・オン プランニング 代表>
      関根 健吾 <公益財団法人キープ協会 環境教育事業部 部長>
受 付 状 況:受付中


今回は来館者の皆様が楽しく学べる体験型の展示「ハンズオン展示」の基礎を学びます。

このハンズオン展示とは、「触って楽しむ」タイプの展示です。「観るだけ」「読むだけ」ではなく、
来館者の皆様が思わず展示物に触れたくなる、興味を引く「しかけ」が施されており、
「楽しい体験」を通してメッセージを届けることができます。

今までは「素通り」されていた展示でも、やり方次第では、子どもたちも遊びながら学べる展示に変貌します。

今回はハンズオン展示の第一人者・染川香澄さんを講師にお迎えし、展示の基礎を学ぶとともに、
キープ協会の得意分野でもある「インタープリテーション(伝える技術)」の観点からも、よりよい展示について考えます。

ビジターセンター等の自然ふれあい施設をはじめ、
博物館、動物園などの各種教育施設の展示に携わっている皆様にもおススメしたい研修です。
もちろん、これから展示を学びたい方も大歓迎です。

このセミナーは、全国から「同じ目的」を持った方が集まるので、
悩みを語り合い、分かち合い、一緒に考えることができるのも、大きな魅力の一つです!

楽しくて、学びがある展示の存在は、施設そのものの魅力も高めてくれます。
一人でも多くの来館者様が笑顔になるよう、一緒にハンズオン展示のノウハウを学びましょう!
   

■こんな方におすすめ!
・ビジターセンターやネイチャーセンターなど、自然ふれあい施設の管理運営に携わっている方

・自然体験活動、自然解説活動に関連する施設の指定管理者、NPO、民間団体の方

・美術館、科学館、博物館、水族館、動物園などの各種教育施設の展示に携わっている方

■こんなことが学べます!
・ハンズ・オン(手で触れる/体験型の)展示の基礎と考え方

・インタープリテーションにおける施設展示の位置づけ

・利用者の視点に立った展示作り

・来館者の心を動かし、笑顔と学びに導く展示の作り方

・展示計画に必要な視点(企画から評価まで)

   →現場の活動の充実を図ることを目的とした実践的な内容ですが、
   「施設展示」というテーマに興味・関心のある方ならば、どなたでもご参加いただけます!

■特典
・空気の澄んだ清里の美しい冬景色と、満天の星空!
   →晴れていれば!! 主担当は晴男です!(自称)

・じゃらん「泊まってよかった宿大賞(朝食)」第2位(*)を獲得した清泉寮のおいしいごはんを食べられる!
   (*)2019年・関東甲信越エリア51~100室部門

・同じ悩みや目標を持った、全国の皆様と語り合い、新しい繋がりを作れます!

■プログラム予定
【1日目】13:30~20:30
 ・オープニング
 ・来館者の視点で展示を見る
 ・ハンズオン展示の基礎を学ぶ
【2日目】朝~20:00
 ・インタープリテーションの体験&基礎を学ぶ
 ・ハンズオン展示実習①
 ・ナイトハイク(オプション 20:10~)
【3日目】朝~14:00
 ・ハンズオン展示実習②
 ・補いの講義
 ・クロージング
  ※プログラムは現在鋭意検討中!より良い形を目指して、
   上記から変更になる可能性があります。

※過去のプログラムの様子(体験レポート)はこちらをご覧ください

■インタープリテーションとは
「単なる事実や情報の伝達ではなく、直接体験や教材を活用して、事実や事象の背後にある意味や相互の関係を解き明かす事を目的とした教育活動」 <フリーマンチルデン『Interpreting Our Heritage』1957年>
単に「情報を伝える」ことではなく、「相手の興味や関心を引き出す」こと、「(体験を通して)目には見えない素晴らしさや不思議さに気づく」ことなどを通して、「人と自然」「人と人」のつながりの大切さを学びます。

■案内役は「インタープリター」
インタープリターの役割は、目には見えないもののメッセージを分かりやすく伝える「橋渡し役」。また同時に体験の中で生まれるコミュニケーションも大切にしています。皆さんの発見や感動に共感しながら、「人と人とをつなぐ」役割も担っています。

■私たちが育みたいのは「自然の美しさや素晴らしさを感じる心」
私たちは「自然を見つめる」「自然を感じる」ことを大切にしています。自然の不思議さ、素晴らしさに気づく感性を育むことは、自然への興味や関心を持つきっかけとなります。プログラム体験では、インタープリターと一緒に自然のメッセージに耳を傾けてみましょう。

■講師紹介
<染川 香澄(そめかわ・かすみ)>
染川 香澄
ハンズ・オン プランニング 代表
司書としてこどもの図書館で10年間勤務したのち、米国の複数のこどもの博物館でインターンをしながら博物館教育を学ぶ。人は楽しんでいる時こそ、多くを学ぶという信念のもと、全国の歴史系博物館や水族館、自然史博物館などの様々な文化施設の立ち上げ、子どもを中心とした家族が楽しく利用できるための展示アドバイスやスタッフ養成、利用者調査など幅広い仕事に取り組んでいる。代表的な仕事は兵庫県立考古博物館の展示監修。

【主な著書】
 『ハンズ・オンは楽しい』(工作舎、共著)
 『ハンズ・オンとこれからの博物館』(東海大学出版会、共訳)
 『インタープリター・トレーニング』(ナカニシヤ出版、共著)ほか多数

<関根 健吾(せきね けんご)>
関根 健吾
公益財団法人キープ協会 環境教育事業部事業部 部長
埼玉県入間市出身。大学で専攻した「社会学」、関心のあった「教育」、そして 好きな「自然」が結びつき、今の仕事に。現在は山梨県立八ヶ岳自然ふれあい センターの管理運営をはじめ、指導者養成事業や企業との協働、教材開発など など…。幅広く環境教育・インタープリテーションに携わっています。

 帝京科学大学非常勤講師 森林インストラクター NEAL主任講師

 共著『インタープリター・トレーニング』(ナカニシヤ出版、2014年)

開催要項
日 時: 2024年1月15日(月)13:30~17日(水)14:00 2泊3日・宿泊型
受付状況: 受付中
場 所: 清泉寮(公益財団法人キープ協会/山梨県北杜市高根町清里)
対 象: 16歳以上の方(展示やインタープリテーションに興味・関心のある方)
参加費: 58,500円(税込)
(内訳:プログラム費 28,500円、宿泊食費 30,000円(2泊6食))
割 引: 【学割】学生の方:5,000円引
【早割】1/1(月)までにお申し込みの方:3,000円引
【会員割】フレンズ・オブ・キープの会員の方:通常料金から10%引
なお、割引の併用はできません。
後 援: 文部科学省・林野庁・山梨県
主 催: 公益財団法人キープ協会
備 考: ご宿泊は「男女別相部屋」です。個室ご希望の際は、お申し込みの際にお問合せ下さい。
    ※個室ご希望の際は追加料金が必要です。