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JCI連続ウェビナー 第3回「石炭火力発電フェーズアウトへの挑戦:日英の政策から考える」

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5月26~27日にドイツ・ベルリンで主要7か国(G7)気候・エネルギー・環境相会合が開催されました。2日間の会合を経て発表された共同声明では、2035年までに電力部門の大部分を脱炭素化するという目標が合意されました。また、国内の排出削減対策が講じられていない石炭火力発電を最終的にはフェーズアウトするという目標に向け、具体的で時期をとらえた段階的手段を優先すると約束しました。

こうした主要国の動きをリードする英国は、2024年までに石炭火力発電を完全にフェーズアウトし、2035年までには再生可能エネルギーを中心とした電力の脱炭素化を目標に掲げています。一方日本は、水素・アンモニアを活用した石炭火力発電のゼロ・エミッション化を図ることで、2030年を超えても石炭を使い続ける方針です。

今回のJCIウェビナーでは、日本と英国における石炭火力発電をめぐる政策を紹介しながら、石炭火力発電が抱える課題やフェーズアウトを可能とする道筋とは何かについて考えます。
ふるってご参加ください。

◇プログラム(敬称略。6月23日現在)
1 開会
田中 健 WWFジャパン 気候・エネルギーグループオフィサー

2 講演
(1)日本の石炭火力発電政策の現状と課題
大久保 ゆり 自然エネルギー財団 上級研究員

(2)英国の石炭火力発電フェーズアウト
マシュー・ウェブ 英国ビジネス・エネルギー・産業戦略省 エネルギー移行キャンペーン部 副部長

3 議論/質疑応答
大久保 ゆり 自然エネルギー財団 上級研究員
マシュー・ウェブ 英国ビジネス・エネルギー・産業戦略省 エネルギー移行キャンペーン部 副部長
高瀬 香絵 CDP Worldwide-Japan アソシエイト・ディレクター
進行:田中 健 WWFジャパン 気候・エネルギーグループオフィサー