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有機農業と給食の連携を実現したフランスの法律『エガリム法』でどう変わった?フランスの給食の現場から

全国

『有機農業と給食の連携を実現したフランスの法律『エガリム法』でどう変わった?フランスの給食の現場から聞くセミナー』

主催:NPO 全国有機農業推進協議会 https://zenyukyo.or.jp/
協力:CPP フランス、CPP JAPAN、こどもと農がつながる給食だんだん(NPO法人申請中)
日時 2022年7月27日(水)14:00−17:00
料金 2,000円(全有協会員は無料)
配信方法 ZOOM ※見逃し配信あり

<本セミナーの開催趣旨>
昨年、農水省は「みどりの食料システム戦略」で、2050年までに日本の耕作面積の25%を有機農業にするという大きな目標を掲げました。
今年2月25日には、環境に配慮された製品基準を決める「グリーン購入法」に、有機農産物を官公庁の食堂に有機農産物を積極的に取り入れることが閣議決定されたことを受けて、金子農水大臣が当日の記者会見において、まず霞ヶ関本省食堂から有機農産物を積極的に導入すると発表しました。
この発言を受けて食堂委託要綱に有機農産物を使用する旨が組み入れ、それが実施可能な業者を選定し、6月1日より有機農産物を積極的に使ったメニューを提供する「あふ食堂」がオープンしました。6月22日、23日には霞が関全省庁の職員に向けて、国産有機農産物を使用したお弁当も販売されます。
有機の先進国の一つであるフランスでは、2018年に農業、環境政策であるエガリム法が制定され、学校給食に20%のオーガニックを含む50%の高品質の製品を取り入れるという大きな目標が掲げられ、年間35億食にもなる給食や病院食などに義務化されました。このように公共調達が有機農産物の消費の受け皿となることで、有機農業がさらに伸びています。
このフランスの政策と現場の取り組みに学び、我が国でも有機農業のさらなる推進にむけて、公共調達と農業政策をどう次のステップに進めたらよいのかを考えるために、このセミナーを企画しました。


TIME SCHEDULE

14:00 開会あいさつ
14:05~14:25 はじめに、公共調達の法律である『グリーン購入法』を環境省のグリーン購入法担当者、『みどりの食料システム戦略』を農林水産省の担当者(予定)から、どのような法律なのかを解説していただき、国が考える有機農業の推進戦略を把握します。
 解説1『グリーン購入法』 環境省の担当者から発表していただきます
 解説2『みどりの食料システム戦略』 農林水産省の担当者から発表していただきます(予定)
14:25~15:25 セミナー1 有機農業と給食の連携を実現したフランスの法律『エガリム法』
次に、エガリム法の特に給食の部分に特化して、フランス・ドルドーニュ県の職員にZOOMを繋いでエガリム法を解説していただきます(通訳を日本語でいたします)。
 講師:オレリー・べナゼ(フランス、ドルドーニュ県職員としてオーガニック給食担当)
15:25~15:45 セミナー2 フランスの法律『エガリム法』を実施するためのツール
 エガリム法義務化のために政府が準備したツールや補助を紹介します
 講師:本田恵久(「CPPフランス」会員、「CPPジャパン」「こどもと農がつながる給食だんだん」代表)
15:45~16:45 セミナー3 『エガリム法』でどう変わった?フランスの給食の現場から聞く
 エガリム法の制定によって、学校ではどのようなことが起きているのか、実際の現場の状況をフランスの給食現場に携わるCPPフランスのメンバーから報告します。
 講師:フィリップ・エネ(「CPPフランス」創立メンバー、「CPPフランス」講師)
16:15 質疑応答、ラウンドテーブル
17:00  終了