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コープ環境講座 第5講  食品の安全行政と消費者 ~安全・安心な食生活をもとめて       

東京都

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2003年度 コープ環境講座

<環境問題から考える21世紀の食と農>
 わたしたちの食の安全は、
 地球環境の明日にゆだねられている


〔第5講 12月20日(土) 14:00~17:00 〕
 食品の安全行政と消費者  
  ~安全・安心な食生活をもとめて 

 講 師 : 中村 靖彦 氏 
      /明治大学 客員教授、食品安全委員会 委員
      日本生活協同組合連合会 

 ここ1・2年は、BSE・表示問題・食品添加物など、食をめぐるさまざまな問題が社会的に広く認知されたことで、消費者の食に対する不信が急速に高まり、その反応を受けて、企業等においてはトレーサビリティ・システムの導入が積極的に行われ、食品安全基本法も制定されました。最終の第5講では、この間、どのような議論のもとに食品安全政策が進められたのか、また消費者はどのように位置付けられているのなどについて学びます。
なお、日本生活協同組合連合会では2001年度より、これまでの食の「安全・安心」から一歩踏み出し、食品のライフサイクル全体(生産・加工・消費/廃棄)を考慮した環境配慮基準に適合するものについては「環境に配慮した食品」としてマークをつけ、積極的に開発・普及を進めています。この取り組みについても、担当者に解説いただきます。

[略歴] 中村靖彦氏:東北大学文学部卒業後、1959年NHK入局。農業関係の番組を担当して、1984年から解説委員室解説委員、2001年退職。現在、明治大学客員教授。農政ジャーナリスト。また、畜産振興審議会、食料・農業・農村基本問題調査会委員等、政府関係委員を歴任し、現在、食品安全委員会委員。食と農の応援団連絡協議会座長、食を考える国民会議幹事長なども務める。著書に『食の世界にいま何がおきているか』(岩波新書,2002年)、『コメ開放‐どう変わるか日本農業』(日本放送出版会1994年)、『農の理想・農の現実―新しい農の形』(ダイヤモンド社,2000年)など多数。


※お申込は、メールで、ご氏名・ご住所・お電話番号
 受講希望回を明記のうえご連絡ください。


※会場
 東京都生協連会館
(中野区中央5-41-18/中野駅・新中野駅から徒歩6・7分)
 最終講のみ、コープとうきょう新中野ビル
(中野区中央5-6-2・新中野駅徒歩2分)
 参加費:全5回2,000円/1回500円


※全5講のテーマ

〔第1講 11月16日(日) 14:00~17:00〕
  環境問題と食・農の現在 
  ~ 食の安全をめぐる複雑な構図を解き明かす     
  講 師 : 生源寺 眞一 氏 
      /東京大学大学院農学生命科学研究科 教授

〔第2講 11月29日(土) 14:00~17:00〕
地球環境と農業貿易・国際協力 
 ~ 解決のかぎを握る
   WTO・貧困問題との関係性にせまる            
  講 師 : 古沢 広祐 氏 
         / 国学院大学経済学部 教授 
       特定非営利活動法人 環境修復保全機構

〔第3講 12月6日(土) 15:00~17:30〕
  環境保全型農業の実際と日本の取り組み
  ~ 日本の農業ははたして持続可能なのか?                     
  講 師 : 西尾 道徳 氏 /筑波大学工学系 教授
       すぎなみ都市農業研究会

〔第4講 12月14日(日) 14:00~17:00〕
食品の安全・環境問題と
  “リスク・コミュニケーション”        
 ~ 21世紀の社会のあり方を問う、
   市民による科学・リスクの評価とは何か?                     
  講 師 : 平川 秀幸 氏
         /京都女子大学現代社会学部 講師
       角田 季美枝 氏 
         /有害化学物質削減ネットワーク
          運営委員

〔第5講 12月20日(土) 14:00~17:00〕
 食品安全行政と消費者 
  ~安全・安心な食生活をもとめて          
  講 師 : 中村 靖彦 氏 
      /明治大学 客員教授、食品安全委員会 委員
       日本生活協同組合連合会