イベント・セミナー

JATAN設立30周年記念イベント NGO連続講座 サラワクと日本

東京都

『日時』
2019年7月5日(金) 18:30~20:30

『場所』
地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
(東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F)

『対象』
一般

『定員』
30名

『参加費』
1,000円

『申し込み方法』
フォーム(https://forms.gle/qK7FUTaGtYfeKK9k7)またはEメール
(info[@]jatan.org)やお電話(03-5843-6720)にてお申込み下さい。

『セミナーの詳細説明』
世界でもっとも古い熱帯林のひとつ、生物多様性の宝庫とも呼ばれるボルネオ島。
1980年代から日本の南洋材貿易の重要なパートナーを担ってきたサラワクは、そのボ
ルネオの北側にあるマレーシア領の州です。80年代半ばから、日本の商社とサラワク
の木材企業は、世界的にも希少な熱帯林の森林資源の搾取、森に住む先住民たちへの
迫害をおこなってきました。ただ、サラワクと日本はそうした片務的な需給関係ばか
りで結ばれてきたわけではありません。伝統的な暮らしが失われていく窮状を訴える
サラワクの先住民たちからの声を真摯に受け止め、サラワクの熱帯林の大切さを日本
の社会に伝え、南洋材の取引停止を商社などにアピールしようと奮闘してきた市民、
ジャーナリスト、研究者の存在を忘れてはなりません。

熱帯林行動ネットワーク(JATAN)は1987年にサラワクの熱帯材問題に大きな懸念を抱
く普通の市民や市井の活動家たちがはじめた草の根の団体でした。小さなキャンペー
ン団体が30年も超えて活動が続いてこられたのは何よりも、少なからぬ市民の支援が
絶えなかったことの証しですが、同時に、日本が関わる熱帯林問題が経済のグローバ
ル化を迎えたいまも終焉していないことの証左でもあると言えます。JATANは2017年
に設立30周年を迎えました。

わたしたちは、サラワクとインドネシアの熱帯林や熱帯林に依存して暮らす住民たち
となるべく同じ高さの視点に立って熱帯材、熱帯林産物の貿易を問い続けてきたと自
負しています。そして、これまで支援をしていただいた方たちを講演者にお招きし、
会員をはじめ多くの人たちとともにJATANの活動を振り返るという2年前の構想は、よ
うやくここにきて、実現できる運びとなりました。