イベント・セミナー

「国際栄養の現状と課題」

東京都

『日時』
平成30年11月2日 13:30~16:30

『場所』
地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
(東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F)

『対象』NGO、国際機関で栄養対策に関わったことがあるか、将来関わりたいと思っている方。

『定員』30名

『参加費』無料

『申し込み方法』WEBにて受付
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdpM5nLTHQ3h3ihdx0F-7g350qK4rE9RAuK6v1sysv6D1ETdw/viewform

『セミナーの詳細説明』

地球規模で進行する温暖化や砂漠化、そして頻発する旱魃や洪水などの自然災害の影響で、発展途上国の多くの地域で食糧不足や栄養不良が増えています。栄養不良が原因で毎年250万人の子どもが死亡しており、一国の経済・社会開発に大きな影響を与えています。たとえば、栄養不良の子どもは、そうでない子どもと比較して将来得られる収入が最大20%も低くなり、経済成長に最大3%にも及ぶ損失を与えると推定されています。慢性的な栄養不良は、年齢に対して身長が低く、子どもの身体的・認知的な発達に生涯に渡る影響を及ぼします。また、栄養不良の子どもはその国の経済成長にも損失を与えるとされています。適切な治療・予防の介入を実施することで、女性や子どもたちを栄養不良から守ることが可能です。発展途上国の現場では栄養不良問題に対して様々な取り組みが行われています。ただ単に食糧を提供するだけでは本当に栄養状態を持続的に改善することはできません。栄養不良のタイプによってその要因は様々であり、科学的に実証された方法で支援対策を組み立て、実践をすることが必要です。

本研修は国際栄養対策の潮流を踏まえて、栄養不良問題の原因は何なのか、また効果的な介入にはどのようなものがあるのか、栄養不良対策行動ネットワークが最近ウガンダで実施した調査の実例やデータを使ってわかりやすく紹介します。