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「アジアの大気汚染と私たちの暮らし」シンポジウム
東京都
開催日
2003年9月23日(火)
募集期間
2003年8月28日(木)~2003年9月19日(金)
投稿団体
URL
「アジアの大気汚染と私たちの暮らし」シンポジウム
昨年、南アフリカで開かれた「持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨハネスブルグ・サミット)」は、皆様のご記憶にも新しいことと存じます。ヨハネスブルグ・サミットでは、地球温暖化が将来の大きな不安要因として現実化する一方で、世界中には“飢えと貧困”という生死にかかわる問題に苦しむ多くの人々がいることを改めて思い出させられました。
世界各国が持続的発展を旗印に、こうした危機的環境を改善しようと努力する中で、“大気汚染”の問題は途上国でも先進国でも、世界が未だ解決出来ていない大きな環境問題の一つです。地球温暖化や大気汚染といった環境問題は、食糧の生産、水の利用、人間の健康、生態系の保全といった私達の共通の関心事を通じて、私達の暮らしに直結しています。特に日本を含むアジアでは、経済発展がもたらされると同時に多くの国々で大気汚染の問題が深刻化し、まだ解決にはほど遠い状態が続いています。
今回のシンポジウムでは、国連環境計画(UNEP)よりロナガン博士、カリフォルニア大学教授のラマナサン博士、ノーベル化学賞受賞者のクルツェン博士、またNHKアナウンサー道傳愛子氏をお招きして、私達に最も関連の深い“アジアの大気汚染”を取り上げ、その社会的な意味、地球温暖化や気候変動との関わりなどについて皆様とご一緒に考えてみたいと思います。そして、今後の地球環境問題の解決へ向けての一助となることを願っております。
※同時通訳あり
◆日 時:平成15年9月23日(火・祝)13:30-17:00(13:00開場)
◆会 場:国連大学3F ウ・タント国際会議場
東京都渋谷区神宮前5-53-70
JR渋谷駅より徒歩8分/地下鉄表参道駅出口B2より徒歩5分
○会場地図
http://www.unu.edu/hq/japanese/access/index.html
◆主 催:文部科学省・環境省・国連大学高等研究所・
海洋科学技術センター/地球フロンティア研究システム
◆後 援:気象庁
【申込み方法・お問い合わせ】
お申込みはお名前、電話番号、ご住所、ご所属をご記入の上、ファックスまたはおはがきにて、下記問い合わせ先までお申し込み下さい。尚、会場の都合上、収容人員に限りがございますので、恐れ入りますが、事前申込み制(先着300名)とさせていただきます。
「アジアの大気汚染と私たちの暮らし」シンポジウム登録事務局
〒236-0001 神奈川県横浜市金沢区昭和町3173-25
(財)地球科学技術総合推進機構内
TEL:045-778-5955 FAX:045-778-5496 担当:渡辺
===プログラム===
*都合により、時間・講演者が変更になる場合もございますので、ご了承下さい。
9月23日
13:30-13:45 開会挨拶
環境省 地球環境審議官 浜中裕徳
文部科学省
13:45:13:55 イントロダクション
海洋科学技術センター/地球フロンティア研究システム領域長 秋元 肇
13:55-14:25 講演1 国連環境計画(UNEP)ディレクター S.C.ロナガン博士
"ポスト・ヨハネスブルグの世界における大気汚染、経済活動と社会"
14:25-14:35 Q&A
14:35-15:05 講演2 カリフォルニア大学教授 V.ラマナサン博士
"大気汚染の茶色雲: 南アジア・熱帯・地球への影響"
15:05-15:15 Q&A
15:15-15:45 講演3 ノーベル化学賞受賞者 P.J.クルッツェン博士
"大気化学と気候に対する熱帯の役割"
15:45-15:55 Q&A
15:55-16:10 休憩
16:10-16:50 パネルディスカッション
コーディネーター:道傳 愛子氏(NHKアナウンサー)
パネリスト:
S.C.ロナガン 博士
V.ラマナサン 博士
P.J.クルッツェン 博士
中島映至 博士
(東京大学/気候システム研究センター教授)
16:50-17:00 閉会挨拶 国連大学高等研究所所長 A.H.ザクリ