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オーフス条約とPRTR

東京都

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環境分野の市民参画条約であるオーフス条約の3本柱は、市民の①情報へのアクセス権、②意思決定に参加する権利、③司法アクセス権(訴訟の権利)です。
PRTR(Pollutant Release and Transfer Register:環境汚染物質排出移動登録)とは、有害性のある多種多様な化学物質が、どのような発生源から、どれくらい環境中に排出されたか、あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握し、集計し、公表する仕組みです。PRTRは、オーフス条約の柱の一つである市民の情報へのアクセス権を保障するための重要な制度であり、国連欧州経済委員会(UNECE)はオーフス条約に基づきPRTR議定書を採択しました。
OECDで化学物質政策を担当していた相澤氏を講師に迎え、国際的な文脈の中でのPRTRの位置づけ、日本のPRTRとの比較等を行い、日本におけるPRTRの活用方法についての議論を行います。

■日時: 1月 25日 (月) 午後6:00~8:00
■場所:弁護士会館10階 1002号室(東京都千代田区霞が関1丁目1番3号)        
■講師 元OECD職員 相澤 寛史氏

講師略歴: 相澤 寛史(あいざわ ひろふみ) 
環境省総合環境政策局環境影響審査室、工学博士 2001-2003年環境省環境保健部環境安全課(PRTR制度の施行、リスクコミュニケーション、ストックホルム条約対応等)、2005年ハーバード公衆衛生大学院修士、2012-2014年 OECD環境局環境安全課

■参加費:無料/事前申込 不要
■主催:オーフス条約を日本で実現する NGO ネットワーク(オーフス・ネット)
■共催:グリーンアクセスプロジェクト、第二東京弁護士会・環境法研究会、Tウオッチ

■お問合せ:オーフス・ネット事務局 粟谷