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◆◆緑の国際ボランティア研修(フィリピン国)研修生募集のお知らせ◆◆

海外

~みんなで植えればきっと緑は広がる、フィリピンと日本の森をつなごう!~

特定非営利活動法人 環境修復保全機構(ERECON)より
2015年3月に実施される『緑の国際ボランティア研修(フィリピン国)』
の案内です。

2013年11月にフィリピン中部9州を通過した巨大台風ヨランダの
影響により、ビサヤ諸島の現地住民は生活基盤が壊滅する甚大な
被害を受けました。
FAOは『外部からの支援を必要としている国』として、食料安全保障へ
の懸念からフィリピンに対する大規模な農業復興支援を開始しています。

経済的開発が進むフィリピンでは、現在でも国の主要産業は農林水産業で、
農山村域の現地農家は2ヘクタール以下の小規模な土地で稲作やココナツ
栽培に従事しています。この度の被災によって現地農家は住宅や農業用
施設に大きな影響を受けたため、復興に向けて中・長期的な取り組みが
必要とされています。

同時に、フィリピンでは発展に伴う人口増加に対して、食料の持続的な
生産が急務とされています。しかし慣行農業による長期に渡った化学肥料
や農薬の大量施用から、土壌の劣化や水質汚染が深刻化しており、
環境負荷の少ない持続的農業によって食料を生産することが
課題となっています。

ERECONでは開発と環境との調和を目指し、フィリピンの農山村域の
現地農家を対象として資源循環型農業などの持続的農業の普及活動を
実施してきました。この度の台風被災により最も大きな被害を受けた
レイテ島においては、住民による植林活動を実施して、復興に向けて
有用樹種を育てています。

『緑の国際ボランティア研修』では、レイテ島・ボホール島の
ERECONの活動地を訪問して、現地の住民や大学生とともに
植林活動を実施します。また、みなさんが研修を通して現地の人の
目線に立って考えた地域の様々な問題について『第6回環境に配慮した
持続可能な農村開発に関する国際会議』のワークショップにおいて
議論できる事も研修の魅力のひとつです。

《緑の国際ボランティア研修のポイント》
1. 緑の募金を活用した海外緑化活動に参加します
2. 持続的農業の実践を目指す現地農家と協働での植林活動を実施します
3. 国際会議でみなさんの意見を発表します
4. 熱帯降雨林が広がるフィリピン中部ビサヤ諸島の自然を体感できます

これから国際協力に関わりたい、フィリピンの人達と一緒に森林保全や
植林の重要性を学びたい、持続的な発展について考えたい、という多くの
みなさんの参加を期待しています。お問合せ・ご応募をお待ちしております。


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【緑の国際ボランティア研修概要】
主催: 公益財団法人国土緑化推進機構
共催: 特定非営利活動法人環境修復保全機構
実施期間: 2015年3月2日(月)~2015年3月10日(火)
場所: フィリピン国
応募締切: 2014年11月15日(土)必着
お問い合わせ先: hq-erecon@nifty.com (担当: 小林、石山)
研修概要: http://www.erecon.jp/documents/volunteer_flyer2014.pdf
*上記研修概要については、情報に変更がある可能性がございますので、
団体ホームページ(What’s New欄)より最新情報をご確認下さい。
団体ホームページ: http://www.erecon.jp/

【スケジュール (予定)】
3/2 成田発、フィリピン国セブ島へ空路移動、現地集合*
3/3 セブ島からレイテ島へ船移動
     ビサヤ州立大学訪問およびRainforestation植林地等の視察
     ビサヤ州立大学学生および教員らとの交流会
3/4 環境修復保全機構による台風被災地の復興を目指した植林活動の視察
研修生による地域住民を対象とした意識調査の実施
3/5 ボホール島へ移動(船移動)
     ボホール州立大学訪問および学生や教員らとの交流会
     ボホール州立大学学生らとのディスカッション
     (テーマ:持続可能な開発における植林の意義等)
3/6 緑の募金による植林プロジェクト実施地の視察および植林活動
ボホール州立大学学生らとの2回目ディスカッション
(テーマ:持続可能な開発における植林の意義等)
3/7 ICERD国際会議出席(ワークショップ、研修成果の発表)
3/8 ICERD国際会議エクスカーション参加(チョコレートヒルズ国立公園等の視察)
3/9 ボホール州立大学キャンパス周辺農林地の視察
     セブ島へ移動(夕方)
3/10 セブ島発、成田へ空路移動、現地解散*
成田着 (午後)