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地域自然情報研究会 日本のブナ林はどこから来たの? -葉化石からよみがえる165万年前のブナ林の姿-

東京都

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●タイトル
日本のブナ林はどこから来たの?
-葉化石からよみがえる165万年前のブナ林の姿-

●話題提供
伊藤 彩乃 氏
(千葉大学大学院 園芸学研究科 修士2年)

●要旨
ブナは冷温帯の林を代表する樹木である。日本に固有な種で,フリル型に波打
つ縁を持つ葉が特徴だ。このブナの葉の化石が,東京都狭山丘陵の古い時代の地
層から見つかった。165万年もの長い間眠っていた化石が語ってくれたのは、日
本のブナ林のルーツとなる森の姿だった。
見つかったブナの化石には,現在日本に分布するブナの葉に加えて,中国南部
に分布するブナの仲間に似た葉が含まれていた。ともに見つかったほかの化石に
は,イチョウやフウといった日本から絶滅してしまった樹木の葉が含まれてい
た。これらの樹木は現在,中国南部の一部の地域だけに自生している。
このことから,日本のブナ林のルーツは,中国の暖かい地域にあると考えられ
る。おそらく,日本の気候が寒くなるにしたがって,現在の冷温帯の日本のブナ
林が形成されていったのだろう。

●日時
 3月22日(土)
 14:00~16:00

●会場
 環境情報学習センター 2F研修室
 (エコギャラリー新宿)

●参加費
 500円(ただし,GCN会員は無料)

●申し込み・問い合わせ先
 地域自然情報ネットワーク事務局(担当:梶並)
 E-Mail:gcnken@gmail.com
申し込みの際は①名前,②所属,③連絡先メールアドレス,④会員種別 をお知らせ
ください。
なお、会場(エコギャラリー新宿)の詳細は以下です。
http://www.shinjuku-ecocenter.jp/facilities/access.html
〒160-0023 東京都新宿区西新宿2-11-4 新宿中央公園内
TEL 03-3348-6277

なお,当会GCNにつきましては,以下HPをご覧下さい。
http://www.geo-eco.net/index.html