書籍案内

書 名 脱農薬ミニノート 4: 農薬も一緒に食べる? ~クロチアニジン残留基準の大幅緩和~
投稿団体 反農薬東京グループ
価格 400円
著名・編集者 反農薬東京グループ
発行者 反農薬東京グループ
出版社 反農薬東京グループ
注文先電話 042-463-3027
発行年月日 2014年05月15日
ISBNコード
サイズ タテ21.1cm×ヨコ14.8cm
ページ数 34
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紹介文     ネオニコチノイド系農薬クロチアニジンの残留基準の改定が
    2013年10月に提案されましたが、ホウレンソウの基準が
    3→40ppmになるなど従来基準が大幅に緩和されていました。
    厚労省が実施したパブコメでは、1657件という多くの意見(うち
    反対1656件)が集まり、基準告示手続きが一時凍結されるという
    異例の事態となっています。
    このパンフでは、クロチアニジンなどを例にあげ、農林水産省、
    厚生労働省、食品安全委員会による農薬残留基準設定の仕組
    とその問題点を解説します。 


           ****  目次 ****
    はじめに

    農薬残留基準の簡単な説明

    【1】クロチアニジンの残留基準引き上げ
      クロチアニジンという農薬
      残留基準の緩和はメーカーの意向
      使える作物、回数を増やす
      過剰な使用方法での作物残留試験
      一挙に2000倍に緩和する
      それでも厚労省は安全だという
      厚労省の数字合わせ
      クロチアニジンの摂取量計算の仕方
      心身発達途上の子供は大人の2倍農薬を摂取する

    【2】農水省は何をしているのか
      農薬登録の窓口”農薬検査部”の権限は絶大
      登録推進にブレーキが必要

    【3】食品安全委員会設定のADIは安全を意味しない
      ADIの決め方
      ADIの不都合な現実
       スミチオン、アセフェート、フルジオキソニル
      ADIを信用できる?

    【4】厚労省は、数字操作で、さらに農薬摂取量を低くみせる
      TMDIがだめならEDIがあるさ
      あの手この手の伝授
      フードファクターというごまかし
      実際は、フードファクター以上を食べる

    【5】注意を要するARfDの導入
      違反しても回収しないで済むように?

    【6】残留基準の引き下げをめざして
      残留基準設定で、机上の数合わせはやめる
      農薬登録前に消費者の声を聞け