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映像制作クラウドファンディング「日本とアジアの森林を持続可能に」

全国

アジア太平洋資料センター(PARC)では、日本とアジアの森林の現実を描く映像作品2本を制作中です。
制作にはそれぞれ約150万円、合計で約300万円の費用がかかりますが、この制作費用の半分についてクラウドファンディングでの支援を募っています。

***2020/05/26 追記***
6月5日と締切が迫りました。100名を超える方にご支援いただいておりますが、目標額150万円に対してまだ80%ほどの達成度で、多くの方のご支援を必要としています。ぜひご支援ください。

なお、6月中の作品完成を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響のため、制作に遅れが出ております。

プロジェクトの最新情報は、Motion Gallery上のアップデートをお読みください。
https://motion-gallery.net/projects/parc2020/updates
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日本とアジアの森林を持続可能に
―2つの映像作品の制作プロジェクト
https://motion-gallery.net/projects/parc2020

『壊れゆく森から、持続する森へ』 (仮)
『ボルネオ事件―熱帯林を破壊するダークマネー』(仮)

募集期間:2020年6月5日まで
目標金額:150万円
完成予定:6月下旬
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★作品情報★

1、オリジナルDVD『壊れゆく森から、持続する森へ』

国土の約7割を森林が占める「森林大国」日本。ところが、日本の森林は大きな課題を抱えています。中山間地域では林業の衰退に伴い、林業従事者が減少し、森林の荒廃が進んでいます。また戦後に植えられた造林木の林齢が50年を超えたことで、政府は「伐採時期を迎えた」として大規模化・集約化を促進。多くの森で大規模な主伐(皆伐)が行われ、見た目も無残な姿に変わった山も少なくありません。

このように「持続可能でない」現在の林業を根本から転換しようとする新たな取り組みが、 「自伐型林業(じばつがたりんぎょう)」です。日本では戦後の林業政策のもと、山林「所有者」と「施業者」との分離が進められた結果、地域が森林・林業から遠ざかってきました。これに対し、適正な規模の森林の経営や山仕事を、山林所有者や地域住民が行う「自立・自営」の林業を目指すのが、自伐型林業です。

PARCオリジナルDVD作品 『壊れゆく森から、持続する森へ』は、日本の森林の現状とその背景にある日本の森林政策・地域の実態を、各地の取材や専門家の分析によって紹介します。

協力: 特定非営利活動法人 持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協(略称:自伐型林業推進協会)
監修:上垣喜寛(自伐型林業推進協会 事務局長)
ディレクター:香月正夫(セミコ)

2、翻訳ドキュメンタリー『ボルネオ事件―熱帯林を破壊するダークマネー』

マレーシア・ボルネオ島サラワク州で繰り広げられている熱帯林の破壊。そこには「世界最大の金融スキャンダル」(英・ガーディアン紙)と呼ばれた巨額の汚職が絡んでいました。世界のメガバンクを巻き込む巨大な腐敗政治のネットワークに挑んだ活動家たちを描くドキュメンタリー映画『ボルネオ事件―熱帯林を破壊するダークマネー』の日本語版を制作します。

ボルネオ島サラワク州は、世界で最も速く森林が失われている場所の一つです。その伐採された木材の最大の輸出先となっていたのが、日本です。日本語版の制作によって、私たちのお金とアジアの森林破壊のつながりを問います。

【あらすじ】
マレーシア・ボルネオ島の熱帯雨林の消失には1400億円以上の贈収賄がかかわっていた。その事実関係とお金の流れを突き止めるために環境活動家や先住民族の闘士らは命懸けの調査と告発を行い、ついに33年間続いた独裁政権を打倒する。

原題:The Borneo Case 制作:Amp Film (スウェーデン/2017年)
監督:エリック・パウザー/ディラン・ウィリアムズ
日本語字幕・吹替/カラー/78分

★ご支援額と特典★
一口3,000円からご支援いただけます。
特典の詳細は、MotionGallery上でご確認ください。
https://motion-gallery.net/projects/parc2020