イベント・セミナー

豊かな里海の創生 ~沿岸域と河川流域の関係~

大阪府

日本水環境学会 第27回市民セミナー
「豊かな里海の創生 ~沿岸域と河川流域の関係~」
※本セミナーは、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受けて実施します

 里海は人の手が加えられた沿岸環境であり,日本では古くから水産・流通を基盤として多くの地域社会や文化が形成されています。このような沿岸環境では高い生物生産性と生物多様性の維持が可能であると言われ,陸地でいう里山と同じく人と自然が共生する場所でもあります。健全な里海,つまり豊かで多様な生態系と自然環境を保全することで,私たちは多くの恵みを得ることができます。
 健全な沿岸環境を保全するためには隣接する河川流域の役割を適切に理解しておくことが重要です。里海の社会的重要性が認識されつつあり,学術,行政,産業界,市民において沿岸環境管理の取り組みが進められており,その結果として里海づくりに必要な科学的知見,環境保全の方法論,各地での取り組みの経験などが整理されつつあります。
 このような背景を受けて本市民セミナーでは,“豊かな里海の創生”をテーマとして取り上げ,持続可能な里海づくりに関する基本的な考え方,最新の科学的知見,市民による取り組みなどをご紹介します。
 学会員に限らず一般の方や学生もぜひお気軽にご参加下さい。

主 催:公益社団法人 日本水環境学会
期 日:2018年8月3日(金)10:50~16:30
場 所:
東京会場:地球環境カレッジホール(いであ(株)内) (東京都世田谷区駒沢)
http://www.gecollege.or.jp/gec/gec.htm#02
大阪会場:いであ㈱大阪支社 ホール (大阪市住之江区南港北)
http://ideacon.jp/company/office/osaka.html

プログラム:
11:00~ 沿岸環境管理の考え方と里海づくりの現状(仮題)   
           環境省森里川海プロジェクトチーム 奥田 直久(東京会場)
12:00~ 昼休み
13:00~ 沿岸魚類から見た森里海のつながり  
         京都大学フィールド科学教育研究センター 山下 洋(大阪会場)
14:10~ 豊かな里海を創生するための流域管理の役割(仮題) 
                   横浜商科大学商学部 小松 輝久(東京会場)
15:20~ 柳川市内の掘割へのニホンウナギの復活に向けた取り組み
       ~「NPO法人SPERA森里海・時代を拓く」の足跡と理念~
                  福岡県立伝習館高校 木庭 慎治(大阪会場)
(※講師の都合等で変更となる場合があります)

参加費: 無 料(ただし,事前申込が必要です。先着順での登録となります)
 定員:東京会場150名,大阪会場100名
参加申し込み方法:
  E-mail, FAXまたは郵便で,下記項目をご記入の上,お申し込みください。
登録後,参加証(ハガキ)をお送りします。
 ①参加者氏名(フリガナ), ②会員・非会員の別,
 ③会員の方は会員番号,
 ④希望受講会場(東京・大阪のどちらかを選択),
 ⑤連絡先(住所,電話番号,E-mailアドレス,所属団体名など)

申し込み・問い合わせ先:(公社)日本水環境学会市民セミナー係 
(E-mail:togawa@jswe.or.jp
〒135-0006 東京都江東区常盤2-9-7 グリーンプラザ深川常盤201号
TEL.03-3632-5351 FAX.03-3632-5352
ホームページ:http://www.jswe.or.jp