イベント・セミナー

国際サンゴ礁年2018記念セミナー「サンゴと共生する社会とは」

東京都

UNU-IASは、GEOC、SDGsジャパンとともに、3回目の国際サンゴ礁年を記念し「サンゴと共生する社会」をテーマにセミナーを開催します。

国際サンゴ礁年は、サンゴ礁生態系の価値やそれを取り巻く脅威について普及啓発し、一人ひとりの行動を促すための世界規模のキャンペーンであり、各国で、政府・民間・学術団体・市民社会のパートナーシップの向上、効果的な管理戦略の実施、持続可能な管理に関する情報共有等を推進することを奨励しています。本セミナーは、この地球規模のキャンペーンを推進するため、サンゴの保全と経済、社会との共生の在り方を、各ステークホルダーとの議論を通じて考えることを目的に開催されます。

本イベントは日本語のみで開催されます。


参加申し込み
本イベントへの参加は無料ですが、事前登録が必要です。GEOCウェブサイトの参加登録フォームよりお申し込みください。https://www.geoc.jp/mail_form/2/

プログラム
 
(18:00 受付開始)

18:30 開会挨拶・趣旨説明
主催者挨拶:UNU-IASシニアプログラムコーディネーター 渡辺綱男

18:40 アイスブレーキング「サンゴってなに?サンゴのイメージ共有」

18:50 講演①「国際サンゴ礁年とは。私たちとのつながり」
環境省 自然環境局 自然環境計画課 保全再生調整官 岡野隆宏 

19:10 講演②「サンゴに優しい化粧品 持続可能な暮らし」
ジーエルイー合同会社 呉屋由希乃

19:30 講演③「サンゴの里海を守ろう~私たちができること」
UNU-IAS研究員 イヴォーン・ユー 

19:50 ディスカッション&Q&A
「社会と経済、環境の関係とは。環境保全だけでは達成しない持続可能な社会」
パネリスト:環境省自然環境局岡野隆宏、ジーエルイー合同会社呉屋由希乃、UNU-IASイヴォーン・ユー

20:20  閉会挨拶(SDGs市民社会ネットワーク)

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環境省自然環境局自然環境計画課保全再生調整官 岡野隆宏

滋賀県出身 1972年生まれ。1997年に環境庁(現・環境省) 入庁。国立公園のレンジャーとして阿蘇の草原の保全再生、八重山のサンゴ礁の保全再生などに携わる。2010年から2014年まで鹿児島大学特任准教授として、「自然環境の保全と活用による地域づくり」をテーマに政策的手法について研究。2016年より現職。業務として国際サンゴ礁年2018を担当するとともに、気軽にサンゴ礁を語れる場所「東京サンゴカフェ」を有志とともに企画運営している。

ジーエルイー合同会社 呉屋由希乃

沖縄市出身 1979年生まれ。大学休学中に東京で起業したイベント業が軌道に乗り琉球大学を中退。その後、結婚を機にニューヨークへ移住し個人バイヤーとしてウェブ販売をしていたが、そのノウハウを生かすため、地元沖縄に戻りアパレルショップを開業。ある時、海で使用していた日焼け止めを「サンゴが死んじゃうよ」と注意されたことを契機に観光と環境の問題に取り組むべく8年間経営した店舗を売却し、クラウドファンディングで集めた資金で2017年サンゴに優しい日焼け止めの販売を開始。サンゴの美しい慶良間諸島やその他沖縄離島を中心に啓蒙販売をしている。

国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)研究員 イヴォーン・ユー (Evonne Yiu)

シンガポール出身。農学博士(東京大学)、専門は国際水産開発学。2001年に沖縄県費留学生として初来日し、琉球大学で1年間学ぶ。2003 年にシンガポール国立大学人文社会科学部を首席で卒業後、宮崎県、シンガポール国家交通省などの勤務を経て、 2010年に日本国費外国人留学生として東京大学公共政策大学院入学。同大学院修了後に国連大学に勤務し、日本や韓国の世界農業遺産についての申請活動を支援するとともに、「SATOYAMAイニシアティブ」とUNU-IAS OUIKの「能登の里海ムーブメント」活動にも取り込み、里山と里海の持続可能な発展を研究。5年前に沖縄にてダイビングライセンス(OWD)取得。

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主 催:国連大学サステナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)、 一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク(SDGsジャパン)
協 力:持続可能な開発ソリューション・ネットワークジャパン(SDSN Japan)