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循環研CSRセミナー 2018年版報告書は何を記載すべきか―CSR検定でSDGsを学ぶ―

東京都

政府では“一億総活躍”を掲げて施策を推進していますが、働き方改革やダイバーシティなどを取り上げても進展は芳しくありません。また、日産自動車や神戸製鋼所などでの不正行為は日本の製造現場の危機を、九州北部豪雨は気候変動の危機を感じさせました。改めて世界の潮流を凝視し、適切な対応が求められています。
 NPO法人循環研では、独自の目線から毎年350 社以上のCSR報告書を精査し、その動向、ベストプラクティス、いま対応すべき社会的課題を分析することによって、次年度の報告書作成や今後のCSR 活動の留意点などを提案しています。本セミナーでの配布資料は、「今後の取り組み、情報開示に有用」との声が多数寄せられております。本年度も下記の内容によるセミナーを開催させていただきます。ぜひご参加いただき、2018年のCSR活動と報告書作成に当たって参考にしていただければ幸いです。

プログラム① 2018年報告書は何を記載すべきか   NPO法人循環型社会研究会 理事 山口 民雄
 報告書はマテリアリティ(重要性)を重視した記載に移行してきています。その特定に際しては、グローバルな要請、直面する社会課題、ステークホルダーの懸念・関心、企業理念、企業活動の影響など様々な視点を包含し、中長期の時間軸で記載することが不可欠です。また、個別の項目についても「出したい情報」だけでなくステークホルダーの「知りたい情報」を探り“情報の非対称性”を解消することが重要です。このように情報の選択は発行社の一存だけでは意味あるコミュニケーションができない時代を迎えています。
 本セミナーでは市民の立場から社会的な背景を踏まえて報告書に何を、どのように記載すべきかを開示事例を添えて提案いたします。市民・企業の対話とエンゲージメントをより強固にし、持続可能な社会構築に努力していきたいと考えています。

プログラム② CSR検定でSDGsを学ぶ   ㈱オルタナCSR検定サポート事務局
                     環境ビジネス総合研究所 理事 大島 浩司
 「持続可能な開発目標(SDGs)」を推進することを国際社会は企業にも期待しています。企業や組織が「社会的対応力」を身に付け、その価値を向上させるためには、すべての社会人がCSRの基礎を理解することが必要です。株式会社オルタナ、一般社団法人CSR経営者フォーラム、日本財団CAMPANプロジェクトが推進する「CSR検定」は、体系的にCSRやSDGsを学ぶ絶好の機会を提供しています。企業のCSRの実務を担う方はもちろん、すべてのビジネスマンの皆様にCSR検定を通じてCSRやSDGsを学んでいただきたく願います。

□開催日時:2018年5月11日(金)14:00~16:30(開場 13:45~)

□会場:TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター カンファレンスルーム8B
    〒104-8388 東京都中央区京橋1-7-1 戸田ビルディング 8F

□参 加 費:一人15,000円(下記資料代込み、事前に銀行振込または当日受付にてお支払いください)

□配布資料
 ①「350報告書の概要一覧」
 ②「2017年版CSR報告書の動向と記載事例」(A4約390頁)
 ③ 当日講演資料
 ④「CSR検定でSDGsを学ぶ」講演資料

□定員:40名(1企業から最大4名、定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます)