イベント・セミナー

ニホンザルによる被害問題の現状と課題

東京都

『日時』
平成30年7月12日 12:30~17:30 (受付開始12時より)
平成30年7月13日 10:20~12:20(受付開始10時より)

『場所』
地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
(東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F)

『対象』
ニホンザル保護管理に関心のある行政、民間事業体、研究機関

『定員』80名以内

『参加費』なし

『申し込み方法』
以下のメールに申し込んでください。kyoudouriyou.saru@gmail.com

『セミナーの詳細説明』
ここ20年の間、ニホンザルによる被害問題の現状把握とその対策に関する調査が各地
で行われ、多くの知見が蓄積されてきた。獣害対策の支援と農村の地域資源の活用を
組み合わせたサービスを行政と連携して行うという取り組みも始まっている。しか
し、これらの成果が学術的な成果として公表される機会は少なく、基礎分野の研究者
との連携は十分ではない。また、各地の取り組みの関係者同士での情報共有も十分と
は言えないのが現状であった。演者らは、『霊長類研究』誌に当該分野の研究成果を
紹介する特集を組み、現在執筆をすすめている。本研究会では、この特集記事の取り
まとめを兼ねた成果発表会を開催し、基礎分野の研究者も交えて今後の協力のあり方
について議論したい。この研究会を嚆矢に、分野や地域の違いを超えた連携体制の強
化につなげたい。


話題提供一覧(※発表順は変更になることがあります)

1日目(7月12日)

0. 開会あいさつ、経緯の説明など 12:50 - 13:00

1.市街地に出没するハナレオス・ハナレメスの行動特性 13:00 - 13:40
海老原寛・檀上理沙・清野紘典・岡野美佐夫・岸本真弓・加藤洋(野生動物保護管理
事務所)

2.東北地方におけるニホンザル個体群の現状と課題 13:40 - 14:20
宇野壮春(東北野生動物保護管理センター)

休憩 14:20 - 14:30

3.環境省ガイドラインに基づくニホンザル個体数管理の方法論
清野紘典(野生動物保護管理事務所) 14:30 - 15:10

4.高知県におけるニホンザル保護管理の現状と課題
葦田恵美子(NPO法人 四国自然史科学研究センター) 15:10 - 15:50

休憩 15:50 - 16: 00

5.三重県におけるニホンザル被害管理と個体数管理の現状と課題
山端直人(兵庫県立大学)・鬼頭敦史(三重県農業研究所) 16:00 - 16:40

6.ニホンザルによる農作物被害問題とその研究の歴史的経緯
小金澤正昭(宇都宮大)・山端直人(兵庫県立大) 16:40 - 17:20


2日目(7月13日)
7.ニホンザルが利用する農作物のリスト 10:20 - 11:00
辻大和(京大霊長研)・江成広斗(山形大)・大谷洋介(大阪大)・鈴木克哉(里地里山問題研究所)・滝口正明(自然環境研究センター)・小金澤正昭(宇都宮大)・山端直人(兵庫県立大)・葦田恵美子(NPO法人
四国自然史科学研究センター)・清野紘典(野生動物保護管理事務所)・宇野壮春(東北野生動物保護管理センター)・海老原寛(野生動物保護管理事務所)

8.被害の現場と基礎科学をつなぐ 11:00 - 11:40
江成広斗(山形大)・大谷洋介(大阪大)・鈴木克哉(里地里山問題研究所)・滝口正明(自然環境研究センター)・辻大和(京大霊長研)


休憩 11:40 - 11:50

9. 総合討論 11:50 - 12:20