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シンポジウム 気候変動「難民」〜大規模災害などにより住む場所を追われる人々

東京都

・会場 NATULUCK 飯田橋東口4階大会議室A (JR飯田橋駅 東口 より徒歩2分、地下鉄飯田橋駅 A4出口 より徒歩1分)
・時間 13:30 ~ 17:15 (開場13:00)
・参加費 1000 円 (FoE サポーター・学生 500 円)

近年、紛争や暴力のみならず、増大する気象災害によって住む家や生計手段を奪われ、避難、移住、さらには「難民」化する人々が増えています。国際社会では気候変動により増加する熱波や豪雨、干ばつ、ハリケーン、そして海面上昇などが難民・移民化の原因の一つとして認識され始めています。

特に途上国や貧困層は災害の影響を受けやすく、格差を拡大し、さらにはガバナンスの悪化につながる要因ともなっています。気候変動影響により住む場所を追われる人々の生命や人権の保護について、支援策が求められています。
気候変動に関する国際交渉では、気候変動に起因する人の移動に関するタスクフォースも設置されました。また今年は、2016年の国連総会で採択された「ニューヨーク宣言」に基づいて、難民・移民に関する国際ルールを強化するグローバルコンパクトの採択が期待されています。

本シンポジウムでは、気候変動と移民・難民問題に焦点をあて、島嶼国ツバルの現場で起きている気候変動被害の最前線、難民支援の立場からみる気候変動「難民」支援の展望について、また気候変動「難民」に関する国際社会における議論の動向について報告します。

*国家というコミュニティを直撃する気候変動 ーツバルの事例 ...遠藤秀一 ツバルオーバービュー代表・ツバル国際親善大使
*気候変動が生み出す新たな人の移動̶気候変動「避難民」の保護への検討 南太平洋を中心に...川阪京子 ツバルオーバービュー理事(大阪大学博士課程)
*気候変動と難民̶保護の新たな可能性 ...石井宏明 難民支援協会常任理事
*気候変動の国際交渉における損失と被害、人の移動の議論 ...小野寺ゆうり FoE Japan 顧問
*国際機関による気候変動「難民」援助の現状と課題 ...チェン・ヨジュ 東北大学博士課程
*気候変動と訴訟リスク...明日香壽川 東北大学 東北アジア研究センター、環境科学研究科教授