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オイコスフォーラム連続セミナー 建築環境のバイオクライマトロジー 第5期第1回

東京都

オイコスフォーラム連続セミナー
建築環境のバイオクライマトロジー
〜流れ・循環・つながり・時間とエクセルギー〜
第5期 第1回

講師 宿谷 昌則(東京都市大学 環境学部 環境創生学科)

2015年4月から開催している連続セミナーの第5期シリーズです。

バイオクライマトロジー(bioclimatology、生気象学)とは、気象・気候と生物の生き方の関係性をとらえる学問のことですが、これまでのところは人以外の生物が対象として発展してきました。しかし、人もまた生物の一種ですかから、この学問の見方・考え方に基づいて、私たち人間にとって最も身近な対象である建築の見方・考え方を展開することは重要だと考えられます。従来、建築環境の分野では、人間、その活動の場で有る建築、それをとりまく地域の自然や気候を活かすデザインの方向性を、バイオクライマティック・デザインと呼んできました。それを一段進めて、あるいは深めつつ、また広げて建築環境へのアプローチを模索していきたいと考えています。

建築環境は、人間にとって、一日のうち、また一生のうち、とても長い時間を過ごす環境です。その環境は一日の間でも変化し、また季節ごとの変化もあります。ひとのからだを取り巻く小さな気候も、地域によって異なる大きな気候も、私たちのからだや生活と大きなかかわりがあります。建築のデザインを空間デザインとして認識しがちですが、時間の流れを射程にいれた「時間デザイン」として建築を捉え直すことも、これからの重要な観点でしょう。生物の生き方を見るには、空間に加えて時間が重要だからです。

これまでのセミナー同様、熱力学(エクセルギー)の考え方に加えて、バイオクライマトロジー、時間デザインという軸を加えて、改めて、建築環境デザインのありかたを考えていきたいと思います。また、具体的な建築環境設計の手法をめぐる参加者の皆さんとのディスカッション(断熱・遮熱による放射環境の調整、そして通風、今までとは異なる小さなアクティブ型暖房・冷房方式の可能性etc.)も、これまで同様、時間をとっていく予定です。

2017年4月-8月、毎月1回開催予定
日程は決まり次第発表します。

皆さまのご参加をお待ちしております。
(定員40名 お早めにお申し込みください)

〈セミナー参加費〉
連続参加(5回分) 一般/5,000円 会員/4,000円
一回参加 1500円
●個人会員(年会費) 5000円 (学生3000円)
※セミナーの性格上、できるだけ連続参加でお願いします。

〈お申込み・問合せ〉
オイコスフォーラム事務局
TEL 050-3569-8916 FAX 03-4578-9273
entracte@m.email.ne.jp
http://www.ne.jp/asahi/oikos/forum/index.html

※申し込みはfacebookのメッセージでも受付けています
https://www.facebook.com/groups/100353613493947/
(各回の簡単なまとめなども掲載しています)