イベント・セミナー

第32回ナショナル・トラスト全国大会~未来へ続く自然、再生と持続のために~

東京都

今年のテーマは「未来へ続く自然、再生と持続のために」
1964年に日本初のナショナル・トラストが鎌倉始まって半世紀がたちました。
一過性ではなく、未来へと続いていくトラスト活動について考えます。
どなたでもご参加いただけます。お気軽にお申し込みください。
■日時
  2015年2月21日(土) 14:00~
■会場
  IVYホール青学会館 3F ナルド (東京都渋谷区4-4-25)
  ※東京メトロ表参道駅 B1出口徒歩5分

■プログラム
『奄美大島の世界自然遺産登録に向けて -先人に学ぶ奄美の自然観-』
  NPO法人環境ネットワーク奄美 薗 博明氏 
61年前に米軍占領下より日本に復帰した奄美大島。島では、以後の近代化により様々な環境問題が起こり、アマミノクロウサギなどを原告とした「自然の権利」訴訟をはじめ、固有の自然や文化を守る活動が展開されてきました。そこで、当日は「奄美・琉球世界自然遺産」登録に向け、奄美の環境問題を振り返りつつ、自然の恵みに感謝するホンマ(女性の先達)やフッシュ(男性の先達)の自然観に学ぶことの大切さについてお話いただきます。

『古都・鎌倉の景観を守って半世紀 -市民参加で都市の自然を守る方法-』 
  公益財団法人鎌倉風致保存会 事務局長 野田 充博氏 
日本のナショナル・トラスト第1号といわれる「御谷の森」の買い取りから50年。鎌倉風致保存会では、十二所果樹園や笹目緑地といった鎌倉の自然景観上、重要な緑地も取得・管理しています。会が現在力を入れている鎌倉市内の緑地や建物の保全と、市民を中心としたボランティアによる保全活動について紹介します。
『天神崎の素晴らしさを子どもたちに伝える 
      -自然に触れ楽しみながら、自然のしくみや不思議さを学ぶ-』
  公益財団法人天神崎の自然を大切にする会 業務執行理事 玉井 済夫氏
1974年の会の設立以後、日本のトラスト運動を牽引してきた天神崎の自然を大切にする会。40年を経て、保全目標の約46.3%の土地を取得しています。今回は、会が積極的に取り組んでいる普及啓発活動を中心に、設立以来続く自然観察教室や子どもたちとの環境学習より、天神崎の自然を子どもたちに伝え、未来へと引き継いでいく取り組みを紹介します

『地域自然資産法の施行に向けて 』  環境省自然環境局自然環境計画課
2014年6月に成立した「地域自然資産法」が来春から施行となります。この法的枠組みが、今後のトラスト活動にどう活かしていけるのか、法制度の概要についてご紹介いただきます。
『ナショナル・トラストを題材としたESDプロジェクト』
 三井住友信託銀行 経営企画部CSR推進室CSR担当部長 金井 司氏
環境専門のインターネット放送局グリーンTVジャパンとの協働で、子供たちを対象に、トラスト活動の普及に取り組む三井住友信託銀行。2014年の「美作・水源の森トラスト」(岡山県)を活用したプロジェクトを中心に、取り組みについて映像を交えご紹介いただきます。

【第二部】 3F アロン ナショナル・トラスト交流会(17:00~19:00)

■参加方法
必要事項を添えて、FAX、メール、お電話でお申し込み下さい。
※申込完了の連絡はいたしません。定員に達した場合のみご連絡します
・お名前・ご所属・ご連絡先(住所/TEL)・第二部への参加の有無
■参加費
第一部 500円  第二部4,000円